トークイベント・イヴ
@高知県 四万十市、黒潮町
朝9時10分、宿泊中のホテルに西南交通のバス運転士・Hさんが迎えにきてくださる。お遍路中のバス移動中にお世話になって連絡先を交換したHさんとの再会。業務外の時間を使ってドライブに連れて行ってくれることに。ありがたい。
四万十川沿いの三大沈下橋まで車を走らせる。車内でのおしゃべりが弾む。この日は落ちアユ解禁日。Hさんは生まれも育ちも高知県黒潮町。このエリアは賃金が少なく、仕事がない、とのこと。
沈下橋からの眺め、鮎の縄を投げてる光景を目にする、山の一部の色付き、水の澄んだ様子、水難事故は毎年あるそうだ、上林暁の小説にも描かれている。
為松公園で解散。幸徳春水の死ぬ間際のうたの石碑がある、中村の偉人。奥には上林暁の歌碑も。
資料館の中へ。四万十川流域の説明、特集は酢みかんについての展示、ぶしゅかんやゆずなど、ふむふむ。
中村から大方に移動。
駅ナカにあるコーヒースタンドでひとやすみしつつあれこれおしゃべり。
お目当てのトークイベントのゲストの1人、山本善行さんの到着時間を知り、一旦文学館へ。同じくゲストの1人でもあり、『孤独先生』の挿絵を手掛ける絵本作家・阿部海太さんの原画の世界にしばらく入り込む。
時間になったので再び駅に戻る。善行さんと再会を喜ぶ。文学館の館長の武政さん、前々館長の山沖さん、ゲストの1人でもある世田谷ピンポンズさんにはじめましての挨拶。車に分乗して文学館へ。
翌日のトークイベントの会場に入らせていただく。自分だけ関係者じゃないのに打合せに居合わせてもらっている、ふわふわした気分。
しばらくして別れを告げて中村へ戻る。
晩御飯の味劇場ちか、お遍路で来たときのことを覚えていてくれてうれしい。
お酒とともにあれこれ会話が弾む。
落ちアユは今日はメニューにないとのこと。
うなぎ稚魚とって高く売れた、いまは少ない。冬の月の暗い夜、灯りともして稚魚寄ってくるから網で掬ってひともうけ。
川海老は岩どかしてバキュンとうってしとめて捕まえる。
金曜夜なのにお客さん少ない、アユ解禁日だからかな。川が暮らしに根付いてる。漁師だけのものじゃない、みんな釣ったり、捕まえたり。みんなの川。みんな川が好き。
さて、ホテルに戻って明日のイベントの質疑応答でのコメントを考える。
本日の1曲
夢見るようなくちびる
サニーデイサービス