荒通し、本番まで2週間!

荒通しなるものをやりました。


荒通しとは?

「通し」は、通して稽古をすることですが、
荒通しは準備が間に合ってなくても
とりあえず通す、
ということを指すようです。

僕の場合は、
物など完璧には揃ってないけど、
俳優陣は整っているので通すぞ
というもの。

物自体は
荒通しまで整えるだけ整えるぞ
ということで
爆速で仕上げております。


一通り揃っている

ものなど、一通り揃っているので
本番をやろうと思えばやれるぞ

という段階。

俳優陣は、
セリフが入っているし
段取りもできている。

ここで本番やるところも多いだろうな
と思いながら
荒通しに挑みました。


初通しはボロボロ

初通しはなかなかうまくいきません。

全編を通して
きちんと考えながら演じることの難しさです。

稽古自体も
場面によって稽古自体休みの人もいるので、
理解はしていても
具体的に把握すること自体は難しい
というのが実情です。

ただ、
あそことあそこが繋がって
自分が今どこにいて
どこに向かうのか
全体を把握するには
どれだけ失敗するかです。

びびって失敗しないのであれば
全体の把握もおぼつかず、
荒通しをする意味は薄れます。


ここからどうひと伸びするか

稽古自体、分岐点まで来ました。

これまでの稽古の中で言われたことを
咀嚼できていなければ
自分に落とし込む必要が出てきます。

また相手役と齟齬を起こしていないか。

齟齬を起こしているなら
どう解消するかを
話し合う必要があります。

演出が手取り足取りやっても
身にはならないため、
俳優間でどれだけのことができるか。

ここで、
話だけで終わる場合もあれば、
身体を動かさなければ
解消されないことも出てきます。

もし放置すれば
永久に修正されることがなくなり
それをお客さんの前で演じるようになります。


自分がどうするか

誰かに何かをしてもらうのを待つのではなく、
自分で何とかしようとする意思。

上手い下手ではなく、
純粋に作品作りに真摯に向き合えるか、
俳優の力が試されます。

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