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ヘディングするとバカになる!?

皆さん

こんにちは。タロウです。

いきなりですが、サッカーの試合中に頭でボールを飛ばすプレー(ヘディング)を見たときに「痛くないのかな」とか「怪我しないのかな」とか思ったことはありますでしょうか。

※ヘディング:頭をボールに接触させてボールを扱うことをいう。

今回は、20年間ヘディングし続けてきた私の経験を元に、「ヘディングするとバカになる(頭に影響はある)のか」ということについて、真相を綴っていきます。

※私は長い間、サッカーの中でも1番ヘディングするセンターバックというポジションを務めてきました。

ヘディングについて、頭に影響がある場合、その解決策にも触れられたらと考えております。

では、本題に入ります!

1. ヘディングをする際の私自身の心境

正直に申し上げますとヘディングは痛いです。。

やらないで済むのであればしたくないのが本音です。。

また、強いボールや高く上がったボールをヘディングするのはもっと嫌です。寒い日なんて特に嫌です。

ヘディングを練習していくうちに痛みに慣れたり、試合中にはアドレナリンが分泌されているため、痛みを感じないケースもございます。(人による)

ですが、よくヘディングをしたなという試合の直後におでこを触ると熱を持っていたり、打ち身のような痛さがよく出ていたのを覚えています。

※1試合平均のヘディング数:10回程度

私が高校生の頃の話ですが、相手選手の至近距離からの強烈なシュートをまともにヘディングでブロックした際に、脳震盪を起こしたことがあります。

気が付くと救急者に運ばれていました。。

過去の試合中の記憶を思い出そうとしても思い出すことができず、恐怖心にかられたことがあります。

これらの背景から、私はヘディングが好きではありませんでした。


次に、ヘディングで生じる身体的リスクについて話していきます。

2. ヘディングによる身体的なリスク

ヘディングは、長年の繰り返しによって認知症などの神経変性疾患のリスクが高まる恐れが近年指摘されています。
朝日新聞

プロサッカー選手は一般人より認知症など神経変性疾患で死亡するリスクが3倍以上も高いとする研究結果などを受けて、外国のサッカー協会は、若年代でのヘディングの禁止と段階的なヘディングの導入のガイドラインを策定していたりします。

また、朝日新聞のとある記事によると、ヘディングの機会が多くないゴールキーパー510人と、キーパー以外のポジションの5497人を比べると、キーパー以外の選手が認知症になるリスクが1.4倍高かったと報じられています。

繰り返しヘディングをすることによる頭部への衝撃が、サッカー選手の認知症リスクを高めている可能性があることがわかります。

3. サッカーはヘディングを避けて通るのは不可能

ヘディングはやりたくないけど、試合に勝つためならやるしかないし、好きなサッカーを続ける以上は切り離せないですよね。

上記で述べたように私はヘディングは痛くて好きじゃありませんでしたし、神経変性疾患のリスクが高まるのであれば、なおさらヘディングしたくない・子供にさせてくないという気持ちになります。

私も幼い頃、母親から「極力ヘディングはしないでくれ」とよく言われたりしました(笑)

※ほぼ不可能ですし、試合に勝ちない気持ちから自ら率先してヘディングをしていました(笑)

JFAより発表されている内容によると、1回のヘディングの衝撃自体は微細であり、自動車衝突安全基準で使われる「頭部傷害基準」を基準にすると、ヘディング時の「衝撃」は危険領域を下回っていると公表されています。

ですが、ヘディング時の「衝撃」は危険領域を下回っているとはいえ、頭に影響を及ぼしていることは事実です。

今後サッカーを続ける=ヘディングをし続けるのであれば、幼い頃から極力頭に影響がないような対策を練らないとサッカー人生終了後に後悔する結末が待っているかもしれません。

4. 頭への衝撃を軽減させる方法3選

①ヘッドギアの着用
実際に行われたとあるテストでは、特定のブランドのヘッドギアは頭部への衝撃を70%以上も和らげることが明らかになっています。

また、片方もしくは両方の選手がヘディングをしようとして頭同士がぶつかってしまうケースが多々ありますが、頭同士の衝突を防ぐ意味でも、ヘッドギアの着用は重要になります。

現状だとヘッドギアが義務化されておらず、着用している選手は少ないですが、頭への負担を軽減するためには幼いころからの習慣化がすべきです。

②頚部の筋力を鍛える
サッカー選手において、頚部の筋力が高いほど無傷の白質組織が多いことが関連されています。

※頚部:首のことで、耳の下あたりから鎖骨の上までを指します。

頚部の筋力が高いほどヘディングにおける頭への衝撃を抑えられます。

その理由は、頚部の筋力がヘディング中に発生する頭部の直線加速度や回転加速度を減少させ、脳への力の伝達を制限するからです。

ヘディングが強くてヘディングが大好きだった私の元チームメイトは毎日練習終わりに頚部を鍛えるトレーニングを行っていました。

※首が太すぎてネックウォーマーがキツイと言ってたのを覚えています(笑)

③ヘディング技術を磨く
正しい姿勢、タイミング、角度を使ってヘディングを行い、ヘディングに伴う衝撃から身を守ることが大切です。

ボールがおでこに当たると脳震盪のような状態になりますが、自らおでこをボールにぶつけていくとそうはなることは少ないです。

当たった衝撃で頭部が揺り戻されると、脳は何度も揺すられることになりますが、攻撃的に押し込む動きでは、脳へのショックは一回で済みます。

ボールの中心を正確に垂直に捉えると、そのショックも最小限にとどめることができます。

※練習の際には、柔らかいボールを利用してくのがおすすめです。

5. まとめ

結論から言いますと、ヘディングをし続けるとバカになるかということはわかりませんでしたが、頭に影響があることをご理解頂けたかと思います。

サッカーを続けていく上では、ヘディングをしないということは不可能ですが、衝撃を軽減させることはできます。

私も今回ヘディングに伴う影響力の大きさを知り、もっと早く対策をしておけばよかったなと心の底から思いました。

幼い頃練習の一環として電柱にヘディング練習を行っていたことを猛烈に反省しています。(笑)

自分自身かつお子さんを守る為にも正しい情報を得て、取り組んでみてください。


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タロウ
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