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分業がもたらす分断された組織

楽天大学学長である仲山進也さんのインタビュー記事から。

・チームビルディングの視点で考えると分業というのは、試行錯誤しながらうまくいく方法を見つける過程で発生していくもの

・うまくいくやり方がわからない段階なのに分業してしまうと、試行錯誤が起こりにくくなって、単に「分断」されている状態になってしま

「バラバラな職場」はどうして作られるのか────チームビルディングのプロに聞く。

この記事にとても共感した。めちゃめちゃ良くわかる。

確かにみんな、やたらと役割分担をしたがると感じている。そして振られた仕事が自分の役割の範囲と考えて、それ以外にはなかなか手を出さないように思える。

また一方で、あなたが中心になって進めてくださいと仕事を依頼したとき、自分から他のメンバーを巻き込んで動くことが少ない。自分だけでやらなければならないと考えているのかもしれない。

これらは、その人がこれまでにそういう仕事の仕方が中心の組織にいたことが理由なのかもしれない。

翻って自分自身は、みんなで全部やるという環境で仕事をしてきた気がする。前述のような人と比べると、この違いはかなり大きいのかもしれない。

野球チームOSの話とサッカーチームOSの話は、とてもわかりやすかった。

すでにチーム自体が分割されて分業されてしまっているような環境であれば、全体がわかっている人を増やすためにローテーションしながらいろいろな経験をしてもらうことが必要。

明確にチーム分割まではしていない組織なら、仕事の振り方を工夫するだけでなんとかなるかもしれない。

自分たちのチームは後者で、自分自身はサッカーチームOSでの仕事の仕方をイメージしているけれど、チームメンバーは野球チームOSで仕事をしてきた人が多いのか、まだうまくハマっていないように思う。

チーム内での役割の在り方についてメンバー内で話し合って、全体がわかっている人を増やしていかないと立ち行かなくなる。