ただ愛されている。
今日は29日。
明日日勤して、あさって夜勤をしたら
4月。
この4月は
いつもの4月とは訳が違う。
にいちゃんとちびたは社会人一年生。
わたしは主任一年生だ。
真ん中は彼女ができてうかれぽんちの春。
でも、彼女は社会人。彼は学生。
辛い一年になるかもしれない。
新しいスタートだ。
にいちゃんとちびたの卒業式には
行かなかった。
元夫の顔をたてるなら、
やはり行くべきではないと
わたしが勝手に判断をした。
でも、
ちびたとはお祝いにでかけたし、
にいちゃんのリクエスト夕飯を作った。
にいちゃんは鬱で一年休学しての卒業式。
ちびたは
卒業式で泣いたと言っていた。
中学は数えるほどしか登校できなかった。
職業訓練学校は半年ほど登校できなかった。
それでも
なんとか通い出して
友だちもできたみたいだった。
学年トップの彼は難なく就職が決まった。
卒業式に
あんなに泣いたのは産まれて初めてだったかもしれない。
とちびたが話してくれた。
その言葉が
ちびたが今日まだ生きてきた全てだったのかなと想う。
卒業おめでとう。
4月。
ドキドキする。
それでなくても
落ち着かないにいちゃんとちびた。
しばらくは行ける日には家に行かないとだめかなあ。とか。
みんなの新しいスタートが
良いカタチで切れますように!!!
今日、
早く帰るからと連絡をしてきた同居人の姿は今もない。
先に筋トレをして
ご飯を食べて
おふろに入って
寝るところ。
金曜日だから
誰かと飲みに行ったのかな。
まあいっか。
睡眠薬を飲むことを辞めて少し経つ。
眠れないけど、寝なくていっかと思って。
眠れない夜のあの、
どうしようもない淋しさや怖さや
なんともいえない気持ちを
ただ持て余すことにしたよ。
昨日の夜、
わたしは寝ていて
同居人はリビングで動画を観ていた。
深夜の3時頃。
トイレで起きたけど
無視してまたベッドに入ったところ
同居人がベッドにきたから
あっち行ってて。
ずっと動画観てなよ。
そんなことを言ったら
本当は俺とずっと一緒にいたいくせに
あいつはそんなこと言い残して寝た。
同居人は
わたしの中では四男という位置付けにした。
彼は、
大事な人がいなくなってそろそろ一年が経つ。
4月。
彼も
良いスタートが切れますように。
結局、
息子らと同じように
同居人のことをただ愛している。
そんなことを想った3月だった。