母目線で考える応急処置について。
わたしは看護師である前にお母さんなので、
母として考えた応急処置について書きます。
先日、飼い犬に咬まれたと息子ちゃんから
告白された。
見れば血が出た跡がある。
わたし:洗った?
息子:あたぼーよ。お母さんに教えられてるもん。
咬まれて直ぐに洗ってマキロンした。圧迫止血もした。
※あたぼーよってねえ。
わたし:完璧。
少し前だけど、元夫が調理中に包丁で指先を切った、3時間経つが血が止まらないけどどうしたらいいかと電話がきたことがあった。夜だったが病院に行くべきかという問い合わせだった。
元夫はたいした持病はなくて、止血しにくくなる内服薬はない(いわゆる血液さらさら系)重度の貧血があるわけでない。
写真を送ってもらったらわずかに血が滲む程度の出血だった。
わたし:明日の朝になっても血が止まらないかもしれないけど、この夜中に病院行かなくて大丈夫だよ。
みたいなことを言った。
そんな少しの血がでても死なないし、
てか女の生理がどんだけの出血か知らないだろ。
ほんと、女ってそれがあるだけで大変だし
大事にしてほしいわとか思ったんだけど。
本人は心配だったんだもんね。
少し前に、自分が勤めている病院で
指先を火傷したからと夜中に高校生が搬送されてきた。指先に豆粒大の水泡ができたと、両親が救急車を呼んだそうだ。
余裕で歩ける高校生は夜中の救急外来で
患部を冷やして帰宅したというエピソードがあった。
病院としては儲かるけど
夜中の救急外来はただではないし、加算とられるよ。
火傷したらまずどうするのか応急処置が分からないって親がこどもに教えられないというのはちょっとこの先困るんじゃないかなと。
歩ける人は救急車呼ばなくていいし、タクシーで受診したらいい。救急外来を夜中に受診する必要があるのか判断できないのもちょっと困るかな。
てんぱっちゃったのかな。
とか持病のある親御さんだったのかなとか
想像しちゃうけど。
ここのところ
余裕で歩ける軽傷の救急車での搬送が続いたので
高校で教師をしている友人にそんな教育はどうなっているのさ、保健体育で応急処置の授業してほしいと伝えてみた。
自分のことを思い返してみたら
小学生の頃に学校で応急処置、外で遊んでて転んで血がでたらまず洗って…みたいなやつ。
を教えてもらったな。
あとは子ども産むときに母親学級で応急処置について教えてもらったなって思い出した。
道端で倒れている人を見かけて
蘇生できるように
まあ心臓マッサージもできないより
できた方がいいかなと思うけれど
火傷とか小さな傷とか
ちょっとした熱や嘔吐なんかのときに
対処できるぐらいの知恵は息子らに授けたいなと
思って。
いつまでも私が隣でああでもない、
こうでもないとアドバイスできたらいいけれど
私の方が先に逝くからね。