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生活を共にする。


画像は
わたしの脱ぎ捨てたスカートです。
酔っ払ってそのまま寝てた。
撮影は同居人。


わたしの仕事は看護師なので
わりと患者さんが急変して
お見送りさせて頂いたり
それこそ
訪室したら亡くなれていることもありで
何年か働いているけど
それでも
その場面はびびります。
淡々とその場で
タスクをこなすことはできない。
なんとかやりますが。


看護師をしているわたしでさえ。


同居人は
大事な方がこの世にいなくなっている
そんな場面の発見者。
たくさんの血と
冷たくなっている大事な方を見ている。

わたしはその日
日勤で
急変でばたばたしていて
調べ物をしようと携帯を見たら
その報告ラインがあった。

膝の力が抜けて
立っていられなかった。
トイレで同居人に電話をしたら
自分はいろいろと忙しいから
家で待ってろ
そう言われた。

その日だけ
同居人は家に帰ってこなかった。

それでも
仕事があるから家に帰らないと
連絡をくれた。


そんな出来事があったのが半年くらい前。


元気そうに笑っている同居人を見ると
本当に時々なんだけど
体調も崩さず
働いて生活を送っていることが
良くやっているなって思って。

きっと
思い出して
辛くなってしまうこともあるだろう。

昨夜、
寝る前に

お前は人生を楽しんでいる?
って聞かれて。

育児全盛期が1番だったけど
こどものいない彼には伝わらないだろうから
その話は辞めた。


わたし楽しいよ。

とだけ伝えた。
あなたはどう?
って聞いたら


辛い。
仕事が。

半分寝ながら言うから

じゃあ良かったね。
わたしがいて。

失笑の後
速攻寝た。

そのセリフは
ほとんどがうそなんじゃないかな。
本当はもっと
違う理由なんじゃないかな。
そう思ったけど

そんなことはどっちでもいいか。


今日わたしは夜勤で
朝からなん度も
今日帰ってきたらお前いないのやだなー
と言っていた。
ほんとかな?

ほんとか。


わたしと暮らすことで
同居人が
家事をしなくても
楽に生活ができて
金銭面でもちょっとは楽で

淋しい辛い気持ちなんかが
少しでも軽くなったら
いいな。




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