「どこかにビューーン!」で山形に行ってきた(1日目)
というわけでタイトルの通り、2024年9月1日と2日の1泊2日で、「どこかにビューーン!」を使って山形へ行ってきましたので、その模様を書いていきます。
「どこかにビューーン!」とは何か?
こういうのは公式の記述を引用してきましょう、ってことで…
ということです。
つまり、実質6000円で新幹線の往復乗車券が手に入る代わりに「行先も列車も選べない」(時間帯と抽選対象4駅の組み合わせは選択可能)というものです。
行先を決める
というわけでまずは行先を決めるわけですが、納得のいく4駅の組み合わせが出てくるまで選択を繰り返していきます。
どこかにビューーン!選定基準
山形新幹線の行先を含む(E8系ワンチャン)
新青森、秋田、仙台、長野を敢えて外す(何度か行ったことがあるので)
くらいのゆるさで考えていたら、2回目で
山形、白石蔵王、上越妙高、二戸
の組み合わせが出てきたのでこれで決定。
詳細は以下の通り
発着駅 東京駅
出発日 2024年 09月 01日(日)
出発時間帯 06:00-09:59
到着日 2024年 09月 02日(月)
到着時間帯 17:00-19:59
人数 おとな 1人、こども 0人
行き先候補駅 【山形駅】【白石蔵王駅】【上越妙高駅】【二戸駅】
行先の決定
というわけでしばらくするとメールが届いて、行先が決まります。
というわけで行先は山形駅に決定しました!
しかも列車が、行きはつばさ131号 東京(09時24分)→山形(11時46分)
帰りがつばさ154号 山形(17時05分)→東京(19時48分)
ということでちょうどいい時間帯で、さらにE8系に乗れることも確定しました!というなんとも都合のよいスケジュールでした。
出発時間帯を06:00-09:59にしていたので、6時台の新幹線に当たる可能性もあったわけで、その時は始発電車で行くしかないな、と思ってましたが、9時台でよかったな、と。
まあ、こううまくいかない場合もあると思いますので、皆さんはご注意ください。
出発
というわけで台風も来てたりしてヒヤヒヤしていたわけですが、何とか天気も持って、というか関東に来る前に熱帯低気圧に変わってしまったので、無事出発します。
新幹線が9時台ということで、早めに東京駅に行って駅で朝ごはんを食べましょう、ということで、
朝食 はせがわ酒店グランスタ東京店
https://www.gransta.jp/mall/gransta_tokyo/hasegawasaketen_granstatokyo/
「はせがわ酒店」に酒米のたまごかけご飯とかいう日本酒好きにはたまらないものがあったのでこちらを頂きました。
酒造好適米というのは、磨きに耐えるための硬さと、雑味を少なくするために低タンパク質なものが好まれるので、食べるためのお米とはちょっと違います。
んで、まずはたまごも醤油もかけずに一口。食べると確かに硬くて味も薄く感じるけど、これが日本酒になると別物になるところに面白さがあると思いました。
ついてきた醤油が甘みと旨味が強いのと、たまごをかけてるのでこれとの組み合わせでは美味いな、と思いました。
つばさ131号
というわけで「つばさ131号」に乗り込みます。ポケモンスタンプラリーに合わせてポケモンのラッピングがされたE8系がやってきました。
「つばさ131号」は東北新幹線内の停車駅が東京、大宮、福島だけで、上野と宇都宮と郡山を通過する速達タイプです。
山形新幹線内では米沢、山形と停まって、その先はこまめに新庄まで停まっていくので、山形と米沢までの到達時間を短くすることを意識した停車駅になっています。
というわけで大宮を出ると福島まで停まらないので、一気に270km/hまで加速。小山駅で先行の「なすの」を追い抜いて、宇都宮駅を通過してからは300km/h運転区間……と思いきや、私のスマホのGPS測定では300km/hへの到達は確認できませんでした。
やはりE3系が完全に撤退するまで300km/hを出す列車は限られているんですかね。
山形駅着:そばを食べに
というわけで山形駅に到着。
ちょうど昼どきなので、まずは昼食をとるために目をつけておいたお店へ。
山形といえばそばでしょ!ってことで「庄司屋」さんへ。
旅行中ってことで昼間からそば屋で一杯ひっかけるという江戸時代の酒飲みみたいなことをやってみましょう、というわけです。
こちらの五薫というお酒、庄司屋さんのX(旧Twitter)によれば
ということで、そりゃ飲むしかないでしょう!ってわけです。
しかも、お通しでそば味噌ですよ!ちょっと時間のかかるつまみを頼んでいたので、それより先に酒出てきちゃうだろうなーって思ってましたが心配無用でした。いや、このそば味噌だけでも酒が進みますよ!
調べてみると、江戸時代の酒飲みがそばが茹で上がるまでにそば味噌をなめながら酒を飲んでたところからきているようで、こんなところに歴史を感じますね。
メインのつまみに鴨焼きをオーダー。これはきっと鴨南蛮そばの具だけを出してくれるやつでしょうね。かじるとじゅわっとした油が出てきて、ネギとワサビがよく合う美味しさでした。
そして鴨焼きと酒がいい感じに進んでいるところを見計らってサーブされるそばつゆ。このタイミングで蕎麦をオーダー。
合盛り板そば。左がといちそばで右が更科そば。いや、両方食べたいじゃないですか。ちなみ量は1.5人前くらいはあります。少な目にもできるらしいです。
といちそばはしっかりとした歯ごたえが特徴で、更科そばはつるつるとしたのど越しのよさが特徴、といった感じ。
普段食べてるお手頃価格のそばとは当然ながら全然違ってて(比べるな)、そばってこんなにうまいんだなーと思いながら食べておりました。
霞城公園
というわけで駅の近くの観光スポットということで霞城公園(山形城跡)へ。
山形城は最上氏によって築城され、江戸時代初期は57万石だったそうですが、だんだん石高が低下し、左遷されてきた大名が治めるような土地になってしまったそうです。実は山形駅が既に三の丸だったそうで。
ブラタモリで山形が取り上げられたとき、タモリさんが「正面からだと馬の腹しか見えない」と突っ込んだ最上義光像と東大手門のやぐらです。東大手門のやぐらの中は見学することができました。ちなみにこの先の掘を奥羽本線(山形線)の線路が通ってます。
こちらは山形市郷土館である旧済生館本館。近隣にある山形市立病院済生館として使われていた明治初期の建物を移築したもので、無料で見学することができます。
中の展示は江戸時代から昭和の中頃までの医療の発展の歴史に関するもので、オーストリアから招へいした外国人医師であるローレツ博士がここでドイツ医学を教えていたことや、山形県内の医療の発展の歴史を学ぶことができました。
また、洋風のデザインを取り入れた当時としては非常に先進的であっただろう建物は各所に装飾的なデザインがされていて、病院とは思えない雰囲気でした。
夕食は山形の郷土料理で
というわけで霞城公園を一通り回ったら15時になったのでホテルにチェックイン。
今回の宿泊先は「スーパーホテル山形駅西口」へ。天然温泉の大浴場を目当てに選びました。
ちょっと疲れたので夕方までホテルで昼寝をした後、フロントでもらったクーポンをもって霞城セントラルにある「山形田」というお店へ。
https://www.yamagata-da.com/index.html
というわけで山形の地酒と郷土料理で一杯やってきました。
どれも美味しかったのですが、だだちゃ春巻きが特に美味しかったですね。
この後、霞城セントラルの展望台で夜景を見た後(写真は撮ってないですw)、ホテルに戻って大浴場でひとっ風呂浴びて、そのまま眠りにつきました。
観光プランを詰め込まず、都会の喧騒から離れてただダラダラするだけの旅にしたかったので、初日はその目的で楽しめました。
2日目の様子はまた後日書きます。