ウム・クルスーム:Umm Kulthum "Alf Leila wi Leila"
「世界の歌姫たち」という我ながらベタな名前だなと思うマガジンを作って、愛している女性シンガーばかり、愛している思いのたけを週1、火曜日に投稿している。18回目の今日は、中近東を離れてインドか、あるいは東南アジアにしようか、と思っていたところだが、急遽、エジプトのウム・クルスームをとりあげようと思う。
というか、なぜ取り上げなかったのか、やめにしようかな、となぜ思ったのか。ウム・クルスームといえば、1975年にすでに亡くなっているが、「ナイルの薔薇」、「ナイルの女王」とも呼ばれるエジプトの伝説の大御所にして、アラブ世界最大の歌手として名高い。
フェイルーズへの愛を語り、ナンシー・アジュラムを歌姫として崇め、イスラエルの歌姫のオフラ・ハザに恋焦がれながらら、ウム・クルスームを語らないとは何事か、とあきれている方もおられると思う。そのへんが、この「世界の歌姫たち」の難しいところなのだ。どんなにつたなくてもたどたどしくても私が語る言葉を持っていなければ、私が書く意味はない。
ウム・クルスームはよく聴いたし、改めて聞いていると、その深い歌声には魅了される。しかし、以前に感じたことでもあるが、Spotifyを見てみると作品の数が多く、一曲一曲が長くてそれぞれ荘厳なので、ちょっとやそっと聴いたくらいでは太刀打ちできないのだ。
リンクしたアルバムは、「1」だが、トータルで275分ほどもあるではないか。このようなアルバムがざっと見たところ数十枚もあるのだ。少し聴きかじった程度で語ることはできない、と思う。
しかし、これらの曲のどれかでも聴いてみると、アラブの歌謡に馴染みが無い人でも、独特のリズムと旋律・音階、力強く深い歌声とコブシに魅了されることだろう。
Alf Leila wi Leila (*1) は晩年の1969年の作品ということだ。私の理解が正しければ一番のヒット曲だと思う。上にリンクした 「1」の最後の6曲目にも入っている。聴き始めた人も、6曲目までなかなかたどり着かないと思うので、YouTube のリンクも貼っておく。
さて、ではなぜ、今日ウム・クルスームについて書かねばならない、と思ったのかというと。
面白写真の投稿の数々で毎日笑わせてくれている Shiomin 様の紹介記事で、Lolo様をフォローし始めたからだ。
そのあまりに面白いエピソードにのめりこんで、寝不足になることは必至だ。実際、昨晩というか今朝というか午前4時まで読みふけってしまって、今日は一日寝不足の頭を振りながら仕事している。
その記事の中で、こんな一節を読んだのだ。
それから今日一日、ウム・クルスームを聴いていたのだった。
それにしても、私には想像がつかないほどすごい人はたくさんいる。note で遊んでいて「よかった」と思うことの一つだ。
■ 注記
(*1) Alf Leika wi Leilaの現代の National Arab Orchestraの演奏をリンクしておく。ほとんど、自分があとから聴く用のメモではあるけれども。。。
ここで歌っている女性歌手は、Mai Farouk。やはりなかなか味わい深い歌声だと思う。
■関連 note 記事
世界中の紛争が早くなくなりますように。
■ 関連 マガジン
1. 好きでよく聴いているミュージシャンを紹介。毎週木曜日に更新中。ギタリスト多め、たまに懐メロ。
2. 愛している女性シンガーに特化したのが、我ながらベタな名前だと思うが「世界の歌姫たち」。こちらはさらに愛している思いのたけのみの記事ばかり、週一、毎週火曜日に新しい記事を書いている。懐メロ多め。
3. いずれも、耳もあまりよくないし、知識も少ない、語彙力もない、なので、基本YouTubeやSpotifyのリンク貼り付けと「好きだー」「愛している」というだけの記事ばかりになっているし、そうなっていく。
私本人が楽しく書いていることだけは間違いない、それだけは伝わるだろう。