からくり時計塔
熊本動植物園の中に設置されている、空に突き刺すようにそびえ立つ時計塔をご紹介します。
1994年に皇太子様のご成婚を記念して製作されたからくり時計となっております。
10時から16時の毎正時になりますと、最上部に設けられた8鐘のカリヨンを演奏します。
その後、塔の一部分がせり上がって、中から各姉妹都市の人形が昇降交代しながら踊ります。
登場人形国:日本/アメリカ/中国/ドイツ
スピーカーはBOSE製で塔上部にはダイヤルと同じ方向に4面、下部には表裏の2面設置されており、音響面も凝っています。
また時計塔周囲には各姉妹都市の方角を示したモニュメントもあります。
既に、現地やからくり時計wikiでご存じの方もいらっしゃられると思いますが、2008年の作動目撃情報後に演出装置の故障で今日までこの時計塔が時を告げた事はありません。
私も当時は熊本市民でこの時計塔とも長い付き合いです。壊れてからは見てませんが、
引っ越す数日前に、別れを伝えに約10年ぶりにその姿を拝んできました。(相変わらずご立派な時計ですよ)
そんな思い出深い時計塔でもあるんで私(一応設備界隈に干渉してます)も色々調べていて、こちらで分かった情報を垂れ流しますと。
この時計は市の管轄なんですが、(聞いた話によると)数年前には修理計画もあり、500万は市から出して、残りの費用は、カンパで集めると言う話もあったようです。まあその直後に地震で白紙に戻ったんでしょう。(こちらの情報はwiki管理の方に提供させて頂きました)
また、某データから得た情報ですが
・H26にシチズン(福岡支部)が調整業務
・H27にシステム通信が親時計の取り換え業務(電波型に変更)
を実施していたことが分かりました。
確かにアンテナが取り付けられていましたね(笑)
とりあえず大事にはされているようなんで大丈夫そうですが、同じ園内のソーラー時計とは違って...(それはまたの機会に)
まあ、我々人類もですが、「もういらないでしょ?」と、見捨てられてしまえば、それこそ終末ですよね。
我が家のホームビデオにあるはずなんですが、、、(中期のハウステンボスとか)
なんというか、私も技術者の端くれですが、土居商店街や松原モールの様に、エンジニアが集まって修理してもいいと思うんですが。(これは扱いが違うのかな...)
まあそういった時計を救うべく、引っ越したんですが、此処では言う必要はないですね。
それでは皆様またお会いしましょう。