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世界の人形時計の資料用CG制作で気づいた事

 先日Twitterにて、書き込んだものをやや嚙み砕きつつ記載しております。
昨年辺りに、小倉型の人形時計のCGを制作し、次はどこにするかを募集しておりました。
 そして、豊田店と川口店の名が上がり、今回の小倉が完成後に前者の方から進めようとなっておりました。

小倉そごう
※入り口の制作がまだ

 ここからが本題で、先日豊田店の資料を眺めていたところ、あることに気が付きました。

「・・・・? 天井と時計の距離が近くね?」と

 試しに、他店舗の似た形状(今回は西神店と福山店)と比較してみた所、やはり時計本体のハウジング、つまり機械室部分にあたる外観の壁の広さに各店舗差がありました。
 その後、改めて全店舗調べてみましたが、追加パーツはともかく図面を描き替えないと行けない部分もあるようで、同じものは一つも無いようです。

 一応、私は豊田店を始め、既店舗に後付けで設置する個体を独立型(実際に独立してるかは分からない)と呼んでおり、ベースになるハウジングがあるものだと思っておりました。
 これまで、世界の人形時計のCGを5店舗制作しておりましたが、いずれも建物の建設と同時に製作設置された物でしたので、この違いには気が付きませんでした。

普段流用している25データ(奈良型)

 今までは、奈良店のハウジングを除いた「時計ユニット」だけを、他店舗に挿入して、材質や色味を変えるパターンを踏んでおり背面のハウジングを作るのにまあまあ梃子づっておりました。
 独立型なら、その点を少しでも省けるかなと余裕綽々で居りましたが、どうやらそれは出来ないようですね。
 例えば、「豊田から西神に」、「旧柏から柚木に」と時計ユニットをハウジングごと入れて色味だけを調整するという事が出来ないわけです。
 これ以上楽をするなという事ですな!
 つまり演出はほぼほぼ同じでも、世界に1台か…すげえや

 そう思うと、現在解体中の呉型はあの時予定外とは言え、見に行ってよかったし、見れなかった徳島店の悔いがより深く刺さるな.…

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