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【学び②冊目】 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート

フェルミ推定とは?この本を手にとった理由

フェルミ推定と聞くと、戦略コンサルファームの面接のイメージが強いかと思われます。では、なぜコンサルファームでフェルミ推定がよく問われるのでしょうか。はじめにここでもう一度改めて、フェルミ推定とは何なのか定義をしてみます。

フェルミ推定とは、直感では捉えることができない、市場規模などの数字を、限られた数量データと知識を駆使して、仮説をたて、短時間でロジカルに概算をすること。                Wikipedia 参照

フェルミ推定では、仮説力とロジカルシンキングの力を鍛える事ができます。実際に出した計算式の答えがあってるかよりも、その仮説、式に至ったロジックが評価の対象になるのです。

つまり、コンサルタントの代名詞である仮説思考のプロセスが、フェルミ推定に詰め込まれており、それを鍛えることができるのです。

既に就活を終えている私ですが、コンサルファームへの入社が決まっており、事前に仮説思考を鍛えるトレーニングをしておきたいと思い、この本に手をのばすに至りました。また、とある面接でフェルミ推定を出されたときに、市場規模というものが何なのかわからないという、恥ずかしい思いをしたことがあるので、基本的な用語や、問題は抑えておきたいという思いもありました。

得られたもの

この本で一番の収穫は、実際に仮説を立て問題を解く際のフレームワークを頭にいれることができたことです。答えがない問題とはいえ、ある程度決められたアプローチ方法があればスムーズにとき進めていくことができます。

1前提確認→2アプローチ設定→3モデル化→4計算実行→5現実性実証

どこへ行っても使える、この順序を頭のなかに叩き込む事ができれば、面接でフェルミ推定を出されたときや、仮説を立てる際に、アプローチの仕方で迷うことはないでしょう。

苦戦した部分

本書に掲載されている問題を解くにあたって、仮説を立てる際に数字を実感ベース、知識ベースで当てはめなければならない部分があります。

高校時代からずっと、数学を避けてきた自分にとっては、実感ベース、知識ベースで数字を出さなければならないといったときに、頭に大体の数字を思い浮かべることすら困難でした。

例えば、20歳までの人口を概算で出す必要があるときに、日本の人口をツボ型に見立て、0~20歳が2割、21~40歳が3割、41~60歳が3割、61歳~80歳が2割と見立てたときに、日本の人口1億2千万人の2割で、2400万人という、概算を出すというような思考法には、至ることが出来ませんでした。基本的な数字感覚と知識が欠けていたからです。自分はこの本の問題を1周挑戦しましたが、自分のように数字感覚が足りない人は、2周ほど解いた方がいいかも知れません。

まとめ

紹介したように、仮説を立てる際のロジカルシンキングの力、ならびに数値的な感覚の二つを鍛えることができ、タイトルの通り地頭を鍛えることが出来る一冊になっていると思います。なので、コンサルファーム志望の方でなくても、問題解決能力がアップすること間違いなしです。






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