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「病気,怪我」と「障害」の違い

言葉の使い方について書きます。私も誤解してきたし、分かりにくいから当たり前のことだけれど、多くの人が「病気,怪我」と「障害」の使い方を間違っています。何となくは掴んでいるけれど。
 

「病気,怪我」と「障害」の違いは何でしょうか?

病気や怪我は治療の可能性があるし、治癒する可能性もあります。それに対して障ガイは治療するものではないし、治癒もするものではありません。病気や怪我は治る可能性がありますが、障害は治る治らない(直す直さない)と言う概念自体が当てはまりません。

例えば、風邪をひいて熱が出たら風邪薬などを飲めば、熱は下がり風邪は治ります。しかしながら、足が無い身体障ガイ者の人の足は、生えてきて歩けるようにはなりません。もちろん、技術的に義足を着けて歩けるようになることはありますが、義足はその人自身の足ではありません。

つまり障害は、その人が持つ固有の性質を表します。馴染みがある性質の例として、背丈を挙げます。背が高い人・低い人が世の中にはいますが、それと同じで障害もその人の特徴です。そのため障害を治す治さない(直す直さない)という話自体が、変なのです。


※「障ガイ」と表記だけ変えてもな…と思うので「障害」と表記しています。

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