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Pay it forward:EASD2024参加で感じた患者交流の重要性

初めまして1型糖尿病歴12年(2012.07 ~)の本間英輝と申します。


10月6日(日)にEASDの報告会を素晴らしい3名、小谷先生、果純さん、由季さんと共に140名以上の前で発表させていただきました。
参加者には、お世話になっている方から初めてお会いする方まで様々で、緊張しました。
実際に会場で開催していたらどうなっていたのだろうかと考えます。
人前で話すことは、私にとって依然として課題です。
父から「もっと自信を持って話すように」と言われました。その通りすぎる。
人前に立つと急に言葉遣いを気にしてしまいます、改善していきたい。

EASDとは

European Association for the Study of Diabetes (EASD) は、会員制の学術非営利団体です。1965年に設立され、ドイツのデュッセルドルフに本部を置いています。この協会の目的は、糖尿病分野での研究を奨励・支援し、得られた知識の迅速な普及を促進し、その応用を促すことです。
※(日本語翻訳、私)

https://www.easd.org/about-easd.html

報告会は楽しく、同時に自分の考えがまだ浅いことを認識する貴重な機会となりました。

この報告会をきっかけに「Pay it forward」の精神を持つ人が増えることを願っています。
どれだけ自分が成長しても、その経験をアウトプットし、他の人に希望や知識を与えられたら良いと思います。

今回EASD virtualに参加して最も強く感じたのは、横のつながりの大切さです。
知識を得て、それをアウトプットする際、他の1型と意見交換することで、新しい視点から考えてさらなる成長につながると感じています。
virtual参加でも、EASD前、途中、そして終了後にZoomコールで他の参加者と意見交換できる時間があったことは非常に有意義でした。(参加で同士でSNSの交換したりもした)

日本で開催された日本糖尿病学会年次学術集会との違いについて、私が感じたことは以下の通りです:
2024年5月に開催された第67回大会で、ようやく患者も参加できるようになりました。初めての試みなので、今後の成長が楽しみです。

私が参加した際に感じた改善点:

  • 交流会・意見交換の場を提供してほしい

  • 企業の展示会に1型本人も参加できるようにすべき

  • ランチョンセッション時に患者のための企画(交流の場など)を用意してほしい

  • スケジュールをより見やすくしてほしい

上記の最初の2点は、EASDに参加してさらに強く感じました。

「交流会・意見交換の場を提供してほしい」

交流会・意見交換があることで、知識をさらに深められます。様々な国から参加者がいるからこそ、多様な視点から物事を考えられ、日本の優れている点も再認識できます。国によって、より進化したポンプが使用されている一方で、ポンプすら提供されていない国もあります。
日本が恵まれていることを実感し、現在受けている治療に感謝すべきだと思わされました。同時に、さらなる成長の余地があり、より快適な生活の可能性があるという希望も持てました。

「企業の展示会に1型本人も参加できるようにすべき」

最終的な利用者である患者が製品を見たり体験したりできないのは、個人的に理解しがたいです。今回EASDには現地参加していないので、Instagramでつながった方から聞いた話にはなりますが、企業の人と直接話したり意見交換できたりするのが楽しかったそうです。私もそれを経験したいです。企業側も患者の生の声を聞きたいはずです。医療側がいくら良いと言っても、実際のユーザー(患者)が使いやすいと感じなければ、製品は普及しないと思います。

最後に

もちろん、SNSの発展やオンライン会議などは、コロナをきっかけに大きく進歩しました。しかし、私はやはり対面での交流が好きです。会場の雰囲気、細かな表情の変化、タイムラグのない会話、これらを直接体験したいと思います。
来年は、Vienna、Austriaで開催される会議に参加したいと考えています。

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