オリンピック開幕
今おれは、部屋のソファーに座って、東京オリンピックをテレビで見ている。オリンピックに合わせて買い替えたわけではないが、大学生のときから使っていた小さいテレビをリモートワーク用のモニターにして、42型の一人でみるには大きすぎるくらいのサイズに買い替えて改めて良かった。7月も下旬で外は紛れもない炎天下だが、クーラーのもとノンストレスである程度の臨場感を感じられる。これでよいのだ、と満足してしまう心地よさである。
予選レベルでいうと、正式には初日ではなく、細かな予選はここ1週間以内で少し行われているようだが、そこまでは興味がないので言及しない。
さて、昨日は夕方から六本木ヒルズの美術館に行き、夜は絶対に開会式を見ようと決めていたので、帰りにイタリアの1000円くらいのワインと生ハムを買ってきて、テレビをつけて部屋を暗くした。
演出はすごくいいところと、なんかまぁうん、というところがあったが、すごく見ごたえる内容だった。ワインが一本空いたあとはグレフィンディック12年でソーダ割を作り、何杯飲んだか覚えていないが、開会式が終わることにはベロベロになり、そのまま部屋のハンモックで寝た。
オリンピックの演出についてはいろいろな問題が起こっているようだが、清らかな雰囲気で上品なテイストでまとまっていて、なんかまああんまり最近の日本っぽくないな、とは思ったが、ザ優等生的に落ち着いていた。
でもこれはこれで良かったんじゃないかなあと思う。数々の一流クリエイターが演出を辞退したりする中で、そこを目指して全く及ばないみたいな最悪な事態だけは免れたように思う。
まあ、1964年以来の夏季の自国開催。しかもおれは今東京に住んでいる。せっかくなんだから存分に楽しみたいと思っている。チケットを買えるかの抽選にも大学のときに応募したりもしていたが、このクーラーの心地よさの中で好きな酒を飲みながら観戦するのはすごく心地よい。
世界的なパンデミックの中でも、まあこれはこれで仕方がないことだし、自分の行動にバインドがかかったこの状況の中で、自分の楽しさを見つけならが過ごしていきたいと思う。
Top画像は、昨日見に行った森美術館のKaws TOKYOの展示。