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スラング英単語1 「Dude」ほか
皆さまこんばんは、今回は英会話スラングとしておそらく一番最初期にふれることであろう「Dude」とそれに似たスラングについて解説します。
少し和訳が難しい単語ではありますが、例文と以下動画を見ていただければ
なんとなく雰囲気はつかんでもらえると思います。
Dude
(名詞)男性を指すスラング。主に男性に話しかける時に使われる。まれに女性に対して使うこともある。
(感嘆詞)男性に対し、驚いた場合などに使われることもある。
<<例文1>> 話しかける際に使う場合
例文: Hey Dude! How are you doing??
訳: やあ君、調子はどうだい??
おそらく一番多く用いられる用法だと思います。男友達に対しては、割と日常的にこの呼び方をしていると思います。ただ、カジュアルなスラングなので友人との会話にとどめておくのがいいと思います。
<<例文2>> 感嘆詞として使う場合
例文:
A - I lost my wallet last night.
B - Dude, that's awful!
訳:
A - 昨夜、財布をなくしちゃったんだ。
B - ええっ、それは災難だね!
感嘆詞として使われることも多いDude。日本語でいうと「ええっ」「まじで」みたいに結構カジュアルな感嘆詞として使われることが多いです。
<<例文3>> 単に男性を指す名詞として使う場合
例文:
A - Do you remember the dude we saw last night??
What was his name??
B - His name was Mike, I think.
訳:
A - 昨日会ったやつ覚えてる?名前なんだっけ?
B - マイクだったと思うよ、たぶん。
実際のやりとり
アメリカで大人気のコメディ番組、サタデーナイトライブ(以下SNL)のコントです。もしNATOの首脳陣がカフェテリアで集まったらという設定で、各国首脳を高校生のように描いています。
5分54秒あたりでケイト・マッキノン演じる当時のアンゲラ・メルケルドイツ首相がほかの男性首脳陣に対し、「What’s up my dudes?」と挨拶してテーブルに加わっているのが分かります。このように、英語圏特にアメリカでよく使われる単語となっています。
「Dude」の類語
Dudeとほぼ全く同じ用法として、代表的なのは以下の単語になると思います。正直これに関しては無限に出てくるので、英語に慣れてくるとどんどん新しいのが見つかると思います。
Man
Dudeの次くらいに多く使われる表現です。皆様ご存じの通り、男性を示す単語で、用法はDudeとほぼ全く同じといっていいでしょう。
「Man」は、ジョー・バイデン大統領がよく使うフレーズのようで、Youtubeで検索してみると彼が「C'mon Man!」(勘弁してよ!)という意味でよく使うようです。(0:12のものだけは、かかってこいよ!みたいな意味だと思います。)
今度はイギリスのコメディアン、キャサリン・テイトのコントです。0:13あたりで男性が女性に「Man」と話しかけています。一般的ではありませんが、たまに見かける光景です。女性には「Girl」や「Sister」と呼びかけるほうが自然でしょう。
Bro
Brotherの略ですね。用法は同じなのですが、一応アフリカ系アメリカ人が使うことが多いと読んだことがあります。正直なところ、私の経験上白人の友人も結構皆使っていましたが、アフリカ系の友人たちのほうが使用頻度は多かったように思います。初見の相手に使うのは避けるのが無難でしょう。同じような表現として、Familyの略の「Fam」があります。
今度もコント番組であるKey & Peeleの映像です。0:18あたりでCome on bro! (やあ、兄弟!)と挨拶しているのが判ります。ジョークとして、オバマ大統領の真似をしている男性が、アフリカ系の男性のみに「Bro」や「Fam」などの親近感のある挨拶をしているというものです。
Nigga !!!絶対に言っちゃだめ!!!
アメリカではアフリカ系の人たち同士で「Nigga」というフレーズを使って挨拶しているのを見ることもあるかもしれません。ただこの単語はアフリカ系の人に対する蔑称にあたるとみなされる事があるため、アジア系である我々は絶対に使ってはいけません。
ジャッキーチェン主演の映画「ラッシュアワー」の一幕です。アフリカ系の男性たちが挨拶しているのをまねて「Nigga」というフレーズを使った結果、乱闘が起こってしまった様子です。ジョークとして描かれていますが、実際に使った場合、割と本当に起こりそうなので絶対に使わないでください。
その他
これまで紹介したもののほかにも「Dude」と同様のスラングは無数にあるといえます。この記事を執筆していてふと思い出したのは、映画「Man in black」シリーズ3部作を通して、トミー・リー・ジョーンズ演じるエージェントKが多用していた「Slick」です。一般的には「Slick」はすべりやすい、滑らかなという意味の単語ですが、スラングとしてかっこいいという意味にもなります。応用として、「Dude」と同じように男性に呼びかける言葉にもなりえます。ちょっと皮肉っている感じです。「よう、色男」って感じでしょうか。
Man in black一作目のクリップではウィル・スミス演じるジェームズが0:28あたりで「Kid」「Son」「Sport」(どれもガキって感じでしょうか、)と呼ばれたくない、と言っているのに対し、エージェントKは皮肉交じりに「Slick」と呼んで返事をしているところです。その後も、エージェントKが「Hey Slick!」と呼びかけているシーンはシリーズを通して多いです。
まとめ
いかがだったでしょうか、もし英語で友人に話しかける機会があれば、「What's up dude!」や「Hey sister!!」と話しかけてみてください。勿論名前で呼ぶのもありですが、スラングを用いることによっても親近感をもってもらえるのではないかと思います。