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洋楽紹介2「Sweet Caroline」聞いているだけで元気が出てくるアメリカの名曲です。

皆様こんにちは、リンゴ16です。前回に引き続き、今回もあたたかい気分になる洋楽をご紹介いたします。今日はアメリカに住んでいた人ならたぶんだいたい聞いたことあるニール・ダイヤモンドの名曲、「Sweet Caroline」をご紹介いたします。たぶん老若男女問わずアメリカ人全員にアンケートをとったら、「流れていたらついつい歌いだしてしまうヒット曲」ナンバー1だと思います。・・・しらんけど(笑)。
こちらの曲も、1969年公開ということもあって未だ著作権が切れておりません。前回同様歌詞紹介は行いませんので、ニール・ダイヤモンド公式Youtubeから曲を聴きながらご覧いただけたらと思います。

雰囲気

この曲のイントロの部分は、あたたかい朝日があたって昼寝から気持ちよく目覚めるような、もしくは薄暗い森をぬけて少しずつ木漏れ日がさしてくるような、なんとも暖かい気分になります。しかも前回ご紹介したカントリーロードのように若干懐かしむような、どことなくしみじみ感じではなく、聞いているだけで無条件に元気いっぱいになるような感じです。

モデル

ケネディ氏

実は何を想像してこの曲を書いたのか・・・彼の口から発表されていたんです。
2007年と2011年のインタビューで語ったことによると、1962年に発表されたアメリカの雑誌「Life Magazine」の表紙を見た際、妙にその光景が頭に残ったためその後5年ほどかけて曲を書きだしたとのことである。
そして、その雑誌の表紙に写っているのは、晴天の中乗馬を楽しんでいる当時5歳のキャロライン・ケネディ氏。そう、「Sweet Caroline」の名前は、当時のケネディ大統領の娘で後に駐日大使をつとめるキャロライン・ケネディ氏であった。2007年のケネディ氏の50歳の誕生日パーティーに招待された際は、「スイートキャロラインは私の一番成功した曲です、インスピレーションをありがとう」とケネディ氏本人に直接語っています。

おそらくその際ダイヤモンドが見たとされているマガジンには、温かい日差しの中、広い緑の中を仔馬に乗って駆けるケネディ氏が描かれています。確かに、見ているといまにもスイート・キャロラインが流れてきそうな光景です。うん、納得しました!

マーフィー氏

めでたしめでたし・・・と思っていたのもつかの間、実はこの話には後日談があるんです。その後2014年のインタビューで語ったのは、「実はこの曲は当時付き合っていてその後結婚したマーシャ・マーフィー氏について歌っていた」という話です。ただどうしてもマーシャという名前がサビにはまらなかったとのことで、急遽ケネディ氏からキャロラインという名前をとったようです。ただ、自身の一番のヒットソングのタイトルに他の女性の名前をつけたとはどうしても打ち明けられず、2007年まで誰にも語らなかったとのこと。そうだったのかー!

まあ本当のところ、ケネディ氏とマーフィー氏のどちらがどれほどの影響を与えたのかは本人にしか分かりません。Lifeマガジンの話、いいと思うんだけどなー。

なぜこの曲はこんなにも長年愛され続けているのか?

サビに近づくにつれ、歌も演奏も少しずつ力強くなっていき、サビの部分でピークを迎えます。実はこの部分が、「Sweet Caroline」がアメリカでここまで愛されているゆえんなのです。スポーツの観戦中や結婚式、はたまたパーティーや路上ミュージシャンの演奏など、音楽が流れるところにさえいれば、どこにいても「Sweet Caroline」が流れてくる機会があるといっても過言ではないでしょう。それを聞いた人々は歌い、踊り、合いの手を入れずにはいられないのです。百聞は一見にしかず、以下動画をいくつか貼るのでみてみてください。

ボストンの応援歌

ボストンの地下鉄駅内で演奏をしているおっちゃんです。さすがに全員歌っているわけではありませんが、サビに入るとそこそこの割合の人たちがこぶしを突き上げて歌っています。実は「Sweet Caroline」はボストン・レッドソックスの本拠地フェンウェイパーク球場で流れることでも有名です。いわばボストンという街の非公式な応援歌にもなっているのかもしれませんね。

飛行機の機内にて

少し古い映像になりますが、イラクから帰還中の海兵隊の軍人さんがのるチャーター便の映像です。アテンダントさんの名前がキャロラインだったので、誰かが曲をかけてみんなで歌いだしたみたいです。キャロラインさんもノリノリです。

結婚式にて

この曲、結婚式やパーティーで流してもすごい盛り上がるんです。カバーで歌ったいるバンドさんたちもうまいですね。余談ですが、アメリカに留学される皆様はこの曲の合いの手の仕方を覚えていってもいいと思います。きっと、役に立つ日がくるでしょう(笑)しらんけど。

海を越えたイギリスでも愛される名曲

ロンドンで行われた、サッカーのヨーロッパリーグ決勝戦開幕前の映像です。イングランドのファンがこれまたこぶしをつきあげて歌っています。国境を越えてもなお、「Sweet Caroline」の人気は健在です。こんなのずるい、そのへんのコンサートよりよっぽど盛り上がっちゃってるじゃないですか。

・・・あれ、ここ英語圏だっけ?

最後は、ドイツのミュンヘンで行われているオクトーバーフェストの映像。イギリスではやるのはわかるけど、英語圏ではないドイツでもみんな歌えるくらいの人気をほこる「Sweet Caroline」、恐るべしですね。確かに以前ベルリンにいったことがあるのですが、会う人のほとんどは英語ペラペラでしたね。英語の音楽も聴くのかもしれません。

まとめ

今回は、アメリカをはじめ世界中で愛される名曲、「Sweet Caroline」をご紹介いたしました。いががだったでしょうか。日本で流れてくることはあまり多くないかもしれませんが、以前どこかのコンビニで演奏のみで流れていたのを聞いたことがあります。もし皆様の生活の中でふとこの曲がながれてくることがあれば、心の中でこぶしを突き出して歌ってみてください。
最後に、紹介しそびれてしまったイギリス海兵隊バージョンのカバーを貼ります。ご拝読ありがとうございました。

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