土地に受け継がれる風景
皆さんこんばんは!
今回は小野市を流れる加古川について少し書きたいと思います。
今回訪れたのは
「ハマンジョ」と呼ばれた加古川と山田川が合流する万歳橋東詰所で、古くから水運の交通の要所として栄えていた場所になります。
(市場船着場跡)
ここは北播磨ののど首にあたる場所の様で、北播磨の物資を取り扱っていたとのことです。
(万歳橋)
(万歳橋より加古川の眺め)
そして、この近くには旅の途中に溺死をした人の冥福を祈る為の五輪塔や宝篋印塔など設置されました。
また明治になり供養塔が建てられ、上部に彫られたお地蔵さんとその下には「南無阿弥陀仏」「為溺死及法界諸霊等」と刻まれています。
説明書によれば
市場町では8月28日に地蔵盆が行われているとのことで、加古川流域の水運として人々の生活を支えてきた姿と同時に暴れ川としての姿を見ることができます。そしてそれと共に生活を営んできた人々の祈りが現在に語り継がれているとのことです。
最後にこの様に川を見ていますと、所々に‘’水門‘’と‘’堰(せき)‘’があります。
どうやらこの二つの役割は異なる様です。
堰は洪水時にはゲートを開放しスムーズに流下させ、堤防としての機能はないとのことです。一方水門は洪水時にゲートを閉じることで堤防の役割を果たします。
川が流すことのできる洪水の規模のことを‘’流下能力‘’と言うようですね
メイン写真は小野市を流れる加古川です。空が水面に映る非常に綺麗な風景です。