
おいしい"じゃがアリゴ"を作りたかった
じゃがアリゴ。
どうやら今SNSで流行っているようだ。
ぼくはYouTuberの水溜りボンドさんが動画で取り上げていたのを見て知った。
じゃがりことさけるチーズにお湯を注いでまぜるだけで、フランス郷土料理のアリゴっぽいものが作れるらしい。
まあそもそもアリゴが何か分かってないんだけどね。
いつもこういうのを見て実際に作ってみるなんてしないのだけど、今日はなんとなくやってみたくなった。
じゃあやるか。
そうと決まればさっそく近所のスーパーへ。
ツイッターで検索かけたらじゃがりこが売り切れてたみたいなツイートがあって、ちょっとドキドキしながらお菓子コーナーを覗いてみる。
じゃがりこチーズ味、税抜き98円。
あってよかったとホッと胸をなでおろし、そのまま乳製品がある棚へ向かう。
あれ、なくね?
2つで178円という特別価格だったからなのか、じゃがアリゴブームの影響か、さけるチーズがまさかの売り切れ。
ヤラレタ。。
でもここで諦めるわけにはいかない。
じゃがりことさけるチーズを買うためだけに家を出たのだから。
気を取り直してそのままコンビニに向かう。
さけるチーズ、税抜き105円。
1個あたりだともちろんスーパーよりは割高なものの無事に発見。
ありがとう、セブンイレブン。
こうして材料の調達に成功したぼくは、意気揚々と帰宅した。
晩御飯の(レトルト)カレーと一緒におかずとして食べよう。
そう考えて同時に準備を進める。
レトルトカレーはご飯をチンするのとカレーを温めるだけ、じゃがアリゴもじゃがりこに裂いたチーズを入れてお湯を注ぐだけ。
失敗する訳がない。
大事なことだからもう一度言っておく、
失敗する訳がない。
とりあえずじゃがりこを開けて、
さけるチーズを投入し、
お湯を注いで、
3分ほど待機。
後はこれを混ぜるだけ。
だったのだが、ここで違和感に気付く。
「じゃがりこの箱、熱くなくね?」
不審に思ったぼくは湯につかっているはずのじゃがりこにそっと触れてみた。
......冷たい。
ここにきて重大なミスを犯していることを察した。
そう、3分前のぼくはあろうことか水を注いでいたのだ。
カレーを作るためにごはんをレンジで温める時間とか考えて、ティファールで沸騰させるのはもうちょっと後にしようとか思っていたことをこの時ようやく思い出した。
そのままティファールのスイッチに触れることなく、じゃがりこに注いでしまっていた。
まじか、
ポンコツすぎる。。
一旦水を捨てるしかないか。
ひとまず水さんに別れを告げる。
念のためじゃがりこを1本食べてみたところ、予想通り水をふんだんに吸いきった薄味じゃがりこだ。
失態すぎる。
次こそはと憎しみを込めながらティファールのスイッチを力強く押し、確実に沸騰したお湯を注ぎ直す。
今度こそ後は混ぜるだけ。
...なんか水分量多くない?
そう思いながら頑張ってスプーンでこね続ける。
ちょっと食べてみたら、なんかぬるいしべちゃべちゃだし。
あそっか、水を吸ったじゃがりこにお湯を注いてるのか。
吸っていた分だけ水の量が多くなるからべちゃべちゃになるしぬるくもなる。
チーズも大きなひとかたまりになっちゃったし。
湯の量を減らしておくべきだったな。
量は諦めるしかないから、とにかく温めようと思いそのままレンジに突っ込む。
(よい子はちゃんと耐熱容器に移してね)
そして再度コネコネ。
ようやくそれっぽいものを生み出すことに成功!
うーん
映えないなあ。
何はともあれまあこれでようやく食べれる。
ちょっと水っ気が多いけどちゃんとおいしい。
塩をちょっと追加するとより食べやすくなった。
でも正直言うと、予想していたそのままの味。
こんなうまいのかびっくり!
ってなることはなかった。
まさに、可もなく不可もなく。
軽い気持ちでやり始めたのに大苦戦だったじゃがアリゴ。
おいしかったけど、めちゃくちゃ無駄に疲れた。
誰でもできる簡単なものすらできないポンコツぶりを発揮しただけだったような気もする。
まあもうやることはないかな。
みんな、じゃがアリゴを作るときはちゃんとお湯を注ぐんだぞ☆
#日記 #エッセイ #まいにち日記部 #どっころまいにち日記部 #毎日投稿 #料理 #作ってみた #じゃがアリゴ #35日目
いいなと思ったら応援しよう!
