【DeepL裏技】英語だらけの米国株IR資料を難なく読み込みまくる方法
バフェットはこう言っています。
米国株のIR資料は勉強になることが多く、投資検討にはもちろんのこと、事業アイデアのインプット源としても優れています。
しかし現実問題として、英語が母国語でない大多数の日本人にとっては海外銘柄のIR資料を読み込むのはかなりハードルが高いことでした。
私はDeepL Proに課金してPDFごと翻訳するオプションを使ったりしていたのですが、これはすぐに期間当たりの制限数にぶち当たりますし、DeepLのPDF翻訳は正直かなり質が落ちます。現状は文字化けしたりしますしね。
そこでいろいろと考え続け、やっとしっくりくるのを見つけた気がします。
DeepL Proの最安プランに入るのが1番効率がいいと思いますが、一応は無料でも可能です。ただし、課金しておくのを強くお勧めします。相当効率に差が出ますし、その結果費やされる時間も相当変わってきます。
それでは解説します。
用意するものは2つ、DeepLとPDFコンバータです。
何をやるのかを先に解説しておきます。
基本的に米国株のIR資料はPDF形式で公開されているので、そのままではDeepLをまったく有効活用できません。そこで、PDFをHTMLに変換することでWebページ化します。
こうすれば、DeepLの最強機能である拡張機能をガンガン走らせることができるのです。
さて、具体的な手順について解説していきます。
①翻訳して読みたい英語IR資料のPDFを用意する
PayPalのアニュアルレポートを用意しました。100ページくらいありますが、比較のためなので序盤の2ページを抜粋しました。
手元で同じように再現してみたい方のために以下にURLも貼っておきます。
②PDFコンバータにアップロードし、オンラインでプレビューを選択する
無事にPDFをダウンロードできたら、次はPDFコンバータを使ってHTML化します。
こういうページが開かれると思いますので、「ファイルを選ぶ」から先ほどDLしたPDFを選択し、その後、横にある「変換する」を選択してください。
(DeepLの拡張機能を走らせた後のキャプチャなので、表示画面で英語のみが出てきても安心してください。とはいえ、もう次の手順ではDeepL拡張を使うので、まだの方はこちらからインストールしておきましょう。)
そして、「オンラインでプレビュー」を選択しましょう。
いよいよ環境は整いました。
③DeepL Proの拡張機能を使い、読み込んでいく
すると、先ほどは英語だらけだったアニュアルレポートが日本語でどんどん翻訳されていきます。先ほどと同じページを以下に抜粋します。
少々の違和感がある箇所はありますが、内容の理解にはほぼ支障がないです。
さらにオマケとしては、DeepL Proは月に数件しかPDF翻訳ができないのですが、この方法であれば無制限に翻訳できます。米国株インプットし放題です。
これが、DeepLとPDFコンバータを使って米国株のIR資料を難なく読み込む方法です。
事業アイデアや投資アイデアを練るのにお役立ていただけますと幸いです。