FX初心者でも勝てる!3本のラインだけでトレードする方法
FXにおいて、多くのトレーダーが重要視する指標の一つに移動平均線(Moving Average)があります。今回は、200EMA(Exponential Moving Average)、26EMA、12EMAの3本のラインを使った勝率を高めるためのトレード手法をご紹介します。
長期トレンドを捉える200EMA
まず、200EMAは長期的なトレンドを捉えるための指標です。このラインがローソク足の下になっている場合は、長期的な上昇トレンドが続いている可能性が高く、逆に上になっている場合は、下降トレンドが続いている可能性が高いと判断することができます。
オレンジ:200EMA
短期トレンドを捉える12EMA26EMA
次に、12EMAと26EMAは短期的なトレンドを捉えるための指標です。12EMAが26EMAを上回った場合は、短期的な上昇トレンドが続いている可能性が高く、12EMAが26EMAを下回った場合は、短期的な下降トレンドが続いている可能性が高いと判断することができます。
緑:12EMA
赤:26EMA
TradingViewを使った描画方法
参考画像でたびたび登場しているTradingViewを使った描画方法を解説していきます。
・左上のインジケータータブをクリック
・検索バーに「EMA」を入力しEMAを3回クリック
・各EMAを設定(歯車マーク)
・パラメータータブから期間を入力
・スタイルタブからラインの色を設定
緑:期間12
赤:期間26
オレンジ:期間200
上記の設定が終われば完成です。
買いエントリーする際の手順
200EMA(オレンジ)がローソク足の下
12EMA(緑)が26EMA(赤)を上回りクロスした
買いりエントリー
具体的には画像の赤い線で囲んだ12EMAと26EMAがクロスした後にエントリーします
売りエントリーする際の手順
200EMA(オレンジ)がローソク足の上
12EMA(緑)が26EMA(赤)を下回りクロスした
売りエントリー
具体的には画像の赤い線で囲まれた部分です。
また、青い線で囲んだ部分は12EMAが26EMAを上回りクロスしていますが、200EMAが上にあり長期目線は下降なので買いエントリーは控えたほうが無難です。
決済ライン
下記の画像は買いエントリーの参考画像の拡大です。エントリー後にEMAをローソク足が割って入ったところが決済の目安となります。あくまで目安なのでご自身のリスクリワードと相談して取引してください。
この手法が機能しない場面
この手法はトレンドに順張りし利益を出すため下記のようなレンジ相場では機能しません。
ちなみに、レンジが長引いた後にトレンドが発生すると、市場参加者の損切りを含み大きなトレンドがが発生することがあります。なので、ポジションを持ちたい気持ちを抑えて待つことをお勧めします。
最後に
3本のEMAを組み合わせることで、長期的なトレンドと短期的なトレンドを両方とも把握することができます。
また、EMAは価格の推移をもとに表示されるため通貨や時間軸関係なく使うことができるため。FX初心者にもおすすめの手法となっています。
EMAの数値を変更することで、自分に合ったEMAの設定を探すことができるので、バックテストなどのトレードシミュレーションを行ってみてください。また、この手法だけでは相場の動きを完璧に予測することは難しいため、EMA以外にも、様々なテクニカル指標やファンダメンタルズ分析を組み合わせてトレードを行うことを推奨いたします。