問題解決の方程式
日常生活から仕事まであらゆる場面で問題解決が求められています。ただやみくもに解いていけばいいのでなくプロセスが重要だと思っています。自分が日々問題解決を試行しているプロセスを抽象化したものをnoteに書き留めたいと思います。
いきなりアイデアを考えてもクリティカルな解決策につながるのは少ないのではと思います。良さそうだと思っても現実に即したものでないからリアルの現場に適応できないからです。例えば、業務効率化のためにAIを活用しようというアイデアが出たとしてもその前提となるデータの基盤や整理がされていなければ、活用することができません。だから、まず最初に現状確認を行う必要があります。
問題となっている状況に対して現状確認・分析を丁寧に行っていくのです。5W1H等による基本情報の把握はもちろんのこと、なぜそんな状態になっているのか背景の理解を深めていきます。なぜ別の仕組みでなくこの仕組みなのか、優れているところは何なのか、変えたくても変えられないのか、いつから使用しているのかなど一つひとつ湧き上がる疑問をつぶさに調査していきます。
脳内で情景が再現できるようになり、自分の言葉で他人に話せるようになる位までこの作業を行って行きます。この段階で他人に聞くのをためらったり、調べるのを面倒くさがってしまうと後々の工程に大きな影響を及ぼしてしまいます。地道で時には辛い作業も含みますが、後々のことを考えて進めていきましょう。
ただし、事実だけを積み重ねても解決策を生み出すことができません。そこで次に事実を素に抽象化して一歩飛ばして考えてみます。抽象化して解決策を考える上では観点(point of view)が大事だと思っています。観点とは問題に対してどのようなスタンスでアプローチしていくのかといった前提なるものです。
例えば、解決策を考える時に
①コミュニティの力を活用する
②システムを変える
③見方・解釈を変える(リブランディングする)
④テクノロジーを活用するといったアプローチが考えられます。
人の思考はこれまでの経験などに縛られることが多いと思います。そこから考えていくことももちろん大切ですが、視野狭窄にならないよう観点を使って有効な解決策を生み出していくことが重要でないかと思います。問題解決には様々な方法があるのでこれが正しいというものではないですが、参考なれば幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?