芽きず処理の適期
こんばんは戸田果樹園でございます。
愛媛県西条市でぶどう狩りをしております。
本日のテーマは芽きず処理の適期でございます。
結論です。樹液流動がはじまる10日前程度です。
皆様ぶどう栽培で芽傷処理というのを聞いたことございますか?
私はぶどう栽培してはじめて聞いた用語です。
しかも当園では励行しておりませんでした。
本に書いてるしやってないんだけど大丈夫と
祖父母に確認したところそんなんやるんと言っておりました。
親戚のぶどう農家に尋ねたところやりよるよと教えてもらい
2019年よりやり始めました。
動画でも説明をしておりますが、
改めでご説明をいたします。
結論からですが発芽を促進するための技術です。
なぜかということですが、ぶどうには丁芽優勢という性質があります。
枝の先い養分がいきわたるという性質です。
そのため結果母枝の芽に等しく養分がいきわたるわけではありません。
そのため、養分が先にいきわたるのを押させて分配してもらえるように傷をいれます。
深さ2mm幅は1センチ、芽の5mm横です。芽の先端に養分がいくのを防ぎたいので先端側に傷を入れる技術です。
適期について結論を冒頭でお伝えしておりますが
大事なので改めて樹液流動の10日前程度です。
理由は2つありまして
早すぎると乾燥し発芽が悪くなります。
遅すぎると処理部から樹液が流動してカビが生えやすいです。
以上本日もご覧いただきありがとうございました