ひかる@澤雪光白

読書と詩と小説と短歌と俳句が大好きな自惚れ屋さんです。Twitterに上げた作品を載せたりします。更新不定期。

ひかる@澤雪光白

読書と詩と小説と短歌と俳句が大好きな自惚れ屋さんです。Twitterに上げた作品を載せたりします。更新不定期。

最近の記事

    • 俳句(冬)※Twitterまとめ

      はららはと落ちて冷めゆく紅葉かな 手に包むほっとレモンと赤い頬 やわらかく朝日にあたる霜柱 凍りつく手に向けて吐いた白い息 電車待つ缶コーヒーに溶ける雪 冬の俳句。Twitterに上げたものまとめです。

      • 記憶

        アルバムに記されているコメントは 本当にそう思っかのか 美化された写真に 美化された言葉を 綴っただけではないのか 疑うように頁をめくる 紙の向こうを 喜怒哀楽で埋める君 崩れ落ちそうな君を見る度に ああ、偽りでは 無い そう思える気がした 『記憶』(R1.9.13) 詩人の本懐さんのお題、「記憶」から。

        • 密接

          肌とガラスが密着する 離れようともしなくて 空気も入りこむことができない 目から涙が零れて ガラスをつたう 腹を駆け足先を駆け…… ほぉとため息を吐き ガラスは曇る 目を閉じる彼女は 透明な無機質に悲しく話しかけた Twitter、詩人の本懐さんのお題で書かせてもらいました。

          桃の……

          思いは届く! 川へ流れて… いつかの夢見た 春の日に ボクはアナタに 思いを寄せた 思えばあの時 あのページ 桃に隠れる文を見て アナタを夢に 思いました 遠くへ消えた 夏の日は 甘く苦しく思いました 時に苦悩になりますが それ程までに 愛おしい 憧れの存在になるのです Twitter #栗八八  →Twitterの #栗八八 さんのタグで書きました。

          情景

          動けない赤い色 見える景色全てを変える 朱に黄に紫に…… ふと 気づいた 地面の色が変わっていなかった わたしから伸びている影が 変わっていなかった けどそれでよかった 見た景色に感化されて 変わった世界にならないで 自分が消えないで 感情だけで動きたくなかった → 詩人の本懐さんのお題  『情景』で書かせて頂いた作品です。

          集会

          私は朝が嫌い 知らない他人と 目を合わせないとならないから あの混雑した駅の中で 毎日毎日 貴重な朝の時間を過ごす (もうあれは 一種の「集会」なのでは?) 私はあの場所が嫌い 毎朝目を見られる 自然と集会になることが嫌い →詩人の本懐さんの本日のお題『集会』で上げたものです。

          融合

          触れ合って 溶け合って ああ、足元までドロドロだ 僕の手は黒 君の足は白 君は僕を見てどう笑うのだろうね? トンネルの向こうで 君が見える 遠くないのに霞んで見える 悲しいな 一度でいいから 君と一緒になりたいよ (Twitter/詩人の本懐/『融合』) →Twitterで上げたものです。 詩人の本懐さんの本日のお題で書きました。

          朝の道

          Twitterに上げたもの。詩人の本懐 さんの本日のお題で書きました。

          桜の木より

          春の桜 私を見下すように 豪華な姿を見せつけている 人のことなんて全く知らない それは 彼らが言葉が出ないことが理由なのかも もし 彼らが 言葉の出る少年少女だったら 人のことを気を使うのだろうか? それでも不幸(?)なことに 言葉は出さずにできている 「ああ悔しい…」 もし 彼らが 言葉を出すのなら 一体  人に何を語るのだろう 「いつまでも見て」? 「こっちへ来るな!」? ……それは彼らにしかわからない 当たり前のこと 生まれた生き