あなたの住まいの階段を使って新たな冒険に出発しませんか?
私は健康のために階段を使っていますが、階段で目を凝らすと、ふと動く小さな虫がいることに気が付きます。そして昨日いた虫は何処かへ行き、別の虫が現れ、入れ替わっていくのです。
実はこの無機質な階段には驚くべき生命の多様性があります。
本記事では、私たちの日常生活に潜む小さな虫を探索し、階段に毎日現れる虫の正体に迫りたいと思います。
前回は外来生物のラミーカミキリムシでした。
今回はどんな虫に出会うのでしょうか。
いつもの階段は淡白な壁が続きますが、
またしても何やら特徴的な色の虫が見えました。
今日の来訪者はどなたでしょうか。
甲虫の仲間でまたもやカミキリムシか?
写真を見ながら検索していると、カミキリモドキと言う分類の昆虫に行き着きました。
見た感じ、アオカミキリモドキという昆虫によく似ている気がします。
似たような色のキクビカミキリモドキもいますが生息環境が山地であることから違う可能性が高いです。
ウィキペディア情報によると、
なになに、「カミキリムシに似て触覚が長い、体内にカンタリジンという毒性分を有した血液を持っている事であり、、人の肌に触れると、火傷に似た症状を引き起こし、痒みなども起こす毒を武器にしている」。
毒をもっているのか! 触らなくてよかった。
体に毒をもっている昆虫はたくさんいますが、一般的に相手には「危険だよ」と知らせるためカラフルな色合いが多い場合(警告色)があります。
ハチのような派手さはないものの確かにやや鮮やかな感じもします。
この毒である「カンタリジン」に興味がわき、さらに調べてみることにしました。
カンタリジン
構造は以下のようになっています。
テルペノイド化合物というのは自然界において最大とも言われる構造多様性を有する天然物の一群 で、生物活性を持つ化合物が数多く含まれることから、薬学の観点からも非常に重要とされ ている化合物群の1つだそうです。
テルペノイドとは生物活性(生理活性)を持つ化合物が多い化合物群なのですね。
大分話がそれてしまいましたが、こんな小さな昆虫が、自分を守るために体内に毒(使い方によっては薬にもなる)を保持して防御しているなんて大変驚きました。
今回は体内に毒を有するアオカミキリモドキでした。こんな身近に危険な昆虫が普通に出現するなんて、生物は面白いですね。
迂闊に触るのは危険なので、なるべく写真のみで留めておく必要がありそうですね。
次はどんな虫に出会うのでしょうか。
どんなふうにワクワクさせてくれるのか
次の来訪者に期待したいと思います。。
記事を最後まで読んでくださりありがとうございました。
カミキリムシに関する本はフリマサイトで↓
https://jp.mercari.com/search?keyword=%E3%82%AB%E3%83%9F%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%83%A0%E3%82%B7&category_id=5&afid=0971460591