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教員歴10年を超えて教える教科を変えてみた
僕は私立高校で英語の教員を10年以上やっています。結構楽しく教員生活をおくっています。
と毎回の文章の冒頭で書いていたのですが、教員歴10年以上ですが、このたび教える教科を英語から情報に変えてみました。
なので、改めて挨拶させていただきます。
僕は私立高校で情報の教員をやっています。結構楽しく教員生活をおくっています。
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働きながら通信制で免許取りました
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働きつつ、1年間通信制の大学で勉強して、情報の免許を取りました。レポートの数も多かったし、スクーリングの期間なども長かったのですが、周囲のサポートもあって無事に単位を修得することが出来ました。
ちなみに教育実習には行っていません。他教科の免許を持っていると教育実習には行かなくて良いみたいです。
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2教科教えています
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とは言え、英語もまだ教えています。比率は英語:情報を1:1くらいですかね。
教員歴10年以上で新しい教科の勉強をするのは大変ですが、どちらも楽しくやっています。
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2教科教えるメリット
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2教科教えるのは大変ですが、メリットも感じています。
メリット① 英語を教えることに新鮮味を感じるようになった
同じことをやり続けることが苦手という性格もあって、10年以上英語を教えているとどうしてもマンネリが発生し、ある種の「飽き」のようなものを感じるようになりました。
ただ情報を教え始めてからは、英語の授業を新鮮に感じることが出来るようになり、以前よりも楽しく授業を行うことが出来ています。
実家を離れると実家の良さがわかるように、その教科を離れるとその教科の良さがわかるのでしょうか・・・・・いや、この喩えはあまり芯を食っていないような気がしますが許してください(笑)。
メリット② 英語と情報の食い合わせが良い
情報で出てくる用語や略語は英語が多いです。英語を教える際に培った英単語の語源やイメージなどを利用して解説できます。
また、私立大学受験の生徒だと受験科目として「情報」を必要としない生徒も多いため、英語に絡めて話をすると食いつきが良いという理由もあります。
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情報を教え始めてみて感じたこと
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① 生活にハリが出てきた
これも自分の性格ですが、新たなことに挑戦したり自分の成長を感じられる時に充実感を感じるので、シンプルに生活が楽しくなりました。
② 定期的なアウトプットで知識の定着率が高い
プログラミングなどの情報関係の知識を増やしたいと何年も前から思っていたのですが、勉強をサボってしまうことが多かったんですね。
「強制的に学習する仕組みを作らなければ」と思っていた時に、「あっ!授業をするようになったらこんな僕でもイヤでも勉強するだろ」と思って教科を変えました。不純な理由かもしれません・・・・
結果、勉強する習慣が身に付きました。また、生徒に教えるにあたり、本質的な理解が必要とされますし、教えるというアウトプットを通して、自分の知識が整理されていく感覚も持てるようになりました。
③ 受験科目以外を教える難しさ
英語は大学受験において中心科目なので、生徒はある程度高いモチベーションで授業を受けてくれます。
しかし情報は受験で必要無い生徒も多いので、どのようにして興味・関心を持ってもらうのか悪戦苦闘しています。
あまり専門的なことを話しすぎると興味を失ってしまうので、自分の身の回りの現象だったり、社会の流れなどと絡めながら授業を行っています。ありがたいことに、生徒はかなり前のめりに授業を受けてくれている気が「僕は」しています。
以上、色々と書いてきましたが、現時点での結論は
教える教科を増やして大正解です。
今後も色々と工夫していきたいと思っています。何かありましたらnoteで報告させていただきますので、どうぞよろしくお願いします。