【韓国留学生の日常】 우리ソウル大学政治外交学部が創る最高の秋『模擬国連』を観に行ってきた
我がソウル大学政治外交学部の一大行事と言えば…
そう、바로『모의유엔(模擬国連)』!!!
ここで言う「模擬国連」は、「学生が各国の大使になりきり、実際の国連の会議を模擬する活動」(参照: 公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター)というオリジナルのそれとは少し異なり、趣旨はそのままに、会議の代わりに演劇として消化する。
また、この『모의유엔』は、ソウル大だけではなく、韓国の他の多くの大学においても、政治外交学部の伝統行事/サークルとして受け継がれている、謂わば政治外交学部固有の文化のようなものである。
ソウル大においては、この『모의유엔』ともう1つ、韓国の国内政治を取り扱う『모의국회(模擬国会)』も存在し、旧外交学専攻の班である我らが나침반(羅針班)が前者を、旧政治学専攻の班である일치단결반(一治団結班)が後者を、それぞれ継承している。
というのは飽くまでも形式上の話で、両者ともに毎年2学期のみに活動する期間限定の学部内(単科大内)サークルであるため、班・学部の垣根を越えて参加可能。ただ、自らが所属する班ではない方のサークルに参加すると、同期や先輩からバッシングに合うとか合わないとか…
2学期の始業と共に準備を本格的に開始し、集大成となる演劇の公演を毎年11月に行うため、参加者たちはこの活動を「우리가 만드는 최고의 가을(僕らが創る最高の秋)」と自負する。
サークル内の役割は、学術セミナーの運営や台本の作成、演技の指導を行う「準備チーム」と、舞台に立って実際に演劇を行う「演技チーム」に別れ、代々2年生が前者を、1年生が後者を担う。
「時宜性のある国際政治の懸案を取り上げ、深度のあるセミナーを経て演劇で表現する」ことに大義をおいているため、そのテーマは毎年異なる。今年は『全地球的危機の到来、気候変化と国際的対応』というテーマの下、연기극(演技劇)『気候危機対応としてのエネルギー転換とその考察』、会議劇(회의극)『下降的新気候体制の樹立』の2部で構成された。
私は昨年も今年も参加しなかったため、これ以上の詳細は公式Instagramを覗いていただくとして…()
今年の公演が昨日(11月13日)開催され、私も後輩ちゃんたちの晴れ舞台を観てきた。
この2ヶ月間、いつ班の部屋に行っても、準備チームの同期たちが真剣な表情で資料・台本作成のための話し合いをしていたり、公演直前の2週間弱の間には演技の練習・指導が行われていたり、文字通り寝る間も惜しんで準備に勤しむ同期と後輩たちの姿を幾度となく目にしてきた。
公演の詳細を私の拙い語彙力で表現するのは恐れ多いため、ここでは割愛するが、彼らの努力を部分的にではあるものの知っているからこそ、こみ上げてくるものがあった。
재밌게 보고 갑니다.
「最高の秋」のおすそ分けをありがとう♡