[全文無料]100人規模cs優勝!! トリガーデッキ
はじめに
初めまして。トリガービートを考案し、6/3の小倉ccで13-0で優勝したおおん(@szn_ski_)とトリガービートの有利対面不利対面の研究を行い、記事の執筆を補助したまつぱ(@zillion19990)と申します。
この記事では、今のアドバンス環境、トリガービートの構築、採用理由について話していければと思います。
現在のアドバンス環境
今のアドバンス環境はサガ、シータモルトnextの2強に赤黒バイク、緑単オービーメイカー、5cモルト、デリート等のデッキが追随しています。
アドバンスではトリガーに対して有効なメタを貼るデッキが少なく、5.6t目に過剰な打点で殴るor少しメタクリを並べて3.4t目に殴るorループするの3択になっていると考えています。
サガなどのループ系統、オールデリートを使うデッキには全く勝てませんがそれ以外に対して大体全部有利が付くデッキということ、さらに初見での相手の対応の難しさ、このデッキが使っていて楽しいことの3つの要因でこのデッキの使用を決めました。
当日の戦績
1回戦 赤緑モルトNEXT
テック団とトラップジャイアントでドキンダムを除去して勝ち
2回戦 赤青アポロ
盾に表向きになっているテック団がある状況下で相手の禁断が剥がれ投了され勝ち
3回戦 巨大天門
トリガーで時間を稼ぎ、アトランティスがトリガーした次のターンにクライマックスジャオウガを投げる。その攻撃で相手の盾からヘブンズゲートがめくれたもののその後リソース差で勝ち。
4回戦 シータモルトNEXT
盾からテック団トラップジャイアントで勝ち
5回戦 赤緑モルトNEXT 勝ち
ギャイアを出されたもののその後色々あって盾からテック団ゾンビバナナで勝ち
6回戦 5Cモルト 勝ち
色々付いたグレンモルト2体並べられたもののクライマックスジャオウガで殴り勝ち
本戦
1回戦 シータモルトNEXT
盾からテック団トラップジャイアントで勝ち
2回戦 赤黒バイク
盾からテック団トラップジャイアントで勝ち
盾からテック団ゾンビバナナで勝ち
準決勝 シータモルトNEXT
盾からテック団トラップジャイアントで勝ち
盾からテック団トラップジャイアントで勝ち
決勝 赤黒バイク
手打ちテック団、盾からトラップジャイアントで勝ち
盾からテック団、手札からセイントカイザーでドキンダムを除去して勝ち
結果テック団が最強すぎて13-0での優勝でした。
1.このデッキの勝利方法
1.クライマックスジャオウガとトリガーで出てきたクリーチャーでのフィニッシュ
2.封印されし悪魔のミッシツにレッドゾーンバスターをパラレル侵略させ、徐々に盾を削るフィニッシュ
3.相手のライブラリアウト
4.相手の禁断を解放させドキンダムを処理することでの勝利
これらの中から各デッキに対して狙いやすい勝利手段を選んで試合を進めていきます。
2.各対面への勝率とプレイング(?)
アドバンス
赤緑、赤青アポロ→10割対面
(盾がどれだけ弱くても勝てるので特に気をつけることは無いです)
赤黒バイク→ほぼ10割対面
(相手がかなり上振れかつマグナムを出してようやく可能性があるかもしれないですが勝てます。テック団が盾に来るまで粘ります。)
緑単OBメイカー→10割対面
(盾がどれだけ弱くても勝てるので特に気をつけることは無いです)
赤緑モルトNEXT→9割対面
(ギャイアやドラゴ大王の採用によって多少の勝率は変わりますがそれでも7-8割対面になるくらいです。この対面ではそれらを手早く処理するために月光MAXをキープしておくのが良いと思います。)
5Cモルト→ラフルルラブ入りは1割対面、ドルファディロムが入っている場合は2割対面、どちらも入ってない場合は9割対面。
(対戦した機会が少ないので恐らくの勝率です。さすがに呪文全てを止められ、過剰打点で殴られると苦しいので、ラフルルラブを出されるまでに盾をどれだけ増やせるかの試合になります。)
サガループ含めループデッキ全般→勝率0%
(完全に割り切っています。)
アナカラー系統→有利ですが、パラドキシカルファクトリーとアプルが共存するデッキは相手の攻撃止めすぎやオリーブオイルで山を回復することができず自身がLOするため明確に不利です。
(この対面はクライマックスジャオウガを出されて殴られるため基本的に盾を増やす必要が無いです。)
赤単→10割対面
(1度このデッキを知っている相手にガガガ4体が同時に出せるまで貯められ、超打点で殴られたものの余裕で受け切ることが出来ました。)
4C蛇王門→0割
(ダンテラフルルされつつ過剰打点形成されるので勝てないです)
過去のJO退化ですらほぼ10割対面の最堅デッキです。
全体的なプレイングとしては、デッキが謎であることを活かし同じカードをマナに埋めず、色々なカードをマナに埋めることでシャッフやエモーショナルハードコアの宣言を難しくするといったものくらいです。(実際に巨大天門でエモーショナルハードコアが3度出てきましたが宣言に相当困っているみたいでした。)
3.各カード採用理由
このデッキにおいては優秀なフィニッシャーとなります。赤黒バイク、シータnext、アポロなど禁断を採用しているデッキに一度打てば王手、それを処理するとゲームに勝てます。
シールドトリガーで出てきたクリーチャーが全てブロッカーになります。一時期はトリガーとして出てきた時の弱さから非採用にしていましたが、Dスイッチの攻守における貢献度の高さから採用しました。
ラフルルラブを出されても機能する盾追加シールドトリガーです。なぜかコマンドを持っているためレッドゾーンバスターにパラレル侵略してからの3打点形成で急なリーサルを組めたり、相手へ圧をかけることも出来るなんとも都合のいいカードです。
状況にもよりますがこのカードが上振れると1枚で盾が3枚増えます。最強です。
ドルファ下でもトリガーとして機能する盾追加呪文カード。赤緑モルト対面のギャイアなどを手打ちで処理できるようにキープといったプレイが可能になる器用なカードです。
このデッキの切り札です。殴られた次のターンには大抵トリガークリーチャーが場に出ているのでそいつらとクライマックスジャオウガでリーサルを組みます。このカードが1枚採用であるのは、盾を殴られることをコンセプトとしたデッキである以上いつか手札に加わるため2枚以上採用したところでメリットどころかトリガーを踏む確率が下がるというデメリットが発生することが理由です。
上面はクリーチャー除去として、下面はお互いにシールド追加のトリガーとして機能します。このデッキは相手のライブラリアウトも狙っているので相手のデッキを1枚無意味なゾーンに送ることが出来ます。
アナカラー、モルトNEXT対面で輝きます。
今回のCSでもモルトNEXT対面、巨大天門対面で盾から捲れて勝ちました。
トラップジャイアントの方が多い理由は新緑の魔法陣のための緑マナ確保、マナに行ったカードの方がゲームに戻りにくい、青魔道具対策というのが要因です。
ミラダンテをケアするため、どちらも9コストです。
とこしえやアプルによって使えない状況もありますがゼーロン万誕の復活の儀を唯一達成出来、確定で盤面を処理してくれるトリガー、ついでの蘇生効果ということで1枚だけ採用しています。
しかし、墓地リセットを自身に打つため蘇生効果が発動しないことも多々あるので、ゼーロンの万誕を諦め非採用もいいと思います。(その場合でもゼーロンは採用)
今回キーカードとしているテック団を盾に埋め込むカードとして採用しました。アプル下では何も出来ないのでピン投しています。
ドルファディロム下でもトリガーとして機能します。シャッフケアのため7.6.5.4と呪文トリガーをバラしていたりと悪あがきをしています。
よく間違えられますがDNAスパークではないです。
盾に送るカードを選べる最強カードです。SSTで発動するとセイントカイザーもシールドトリガーになります。
デッキ切れ対策カードです。呪文トリガーよりクリーチャートリガーの方が強いとは思うのですが状況によってどちらが使えるのか議論が尽きないのでとりあえず両採用にしております。
質問いただいたカルマオリーブオイルに関してですが、サーディンという完全上位互換が存在していたため交換すべきだと思います。
こんなカード出てたんですね…。
GR召喚、相手のデッキを1枚減らす効果(ゲーム開始前の1ドロー)、ヴィオラで復活の儀を達成できるのでごく稀に卍誕した時の強さ、全てがこのデッキに噛み合ったカードです。墓地にクライマックスジャオウガが落ちてしまって回収出来たなんてこともありました。
復活の儀こそヴィオラ便りですが
破壊の儀は自身のトリガークリーチャーが処理され
墓地の儀はトリガー呪文が墓地に積み重ねられ
手札の儀にいたってはこのデッキに手札なんてものは必要ないため容易に達成できます。
呪われし悪魔のミッシツが突然トリプルブレイカーになります。フリーズ効果も強力です。
40枚だと自身のデッキが少なくなりすぎて盾増やせずに負け、60枚だとデッキが多すぎて弱い、そのように試行錯誤していく中で45枚に落ち着きました。
追記 各GRクリーチャーの採用理由
モルトNEXT対面などで殴るついでに除去されるので盾が増えます。このデッキの当たりGRです。
マナドライブ7なので達成出来ないことも多いですが盾増加カードのため採用しています。
GRの枠圧縮として採用しています。
マナブーストでクラジャに繋げやすく動く、欲しいカードをマナから回収など意外とこのデッキでも活躍します。しかしデッキに緑マナが少ないのでマナドライブが達成出来ないこともあるので注意。
マーチスと同じで枠圧縮枠です。カットがあまり活躍していないのでロッキーロックを2枚にしても良さそうです。
弱くは無いのですがこのデッキにおいて、相手の手札なんてものはほとんど関係ないので非採用でも良さそうです。
無難に強いです。
採用候補カードと今回の不採用理由
ループ系統に少しでも抗うために採用した過去がありますが結局ほぼ勝てない上に、盾からパルテノン、パルテノンの効果でトリガーを使えないなど、勝てる対面に負けてしまうことがあったので採用はありえないです。
ダンテをケアするためにゾンビバナナを採用しております。
6コスの呪文帯は、君は銀河の正義を見たか、ANDスパークといった圧倒的なライバルがいるのでシャッフケアの観点からも採用を見送りました。しかし緑マナを持っている、マナのカードを回収出来る点は非常に強力なので数枚ANDスパークとの交換はありだと思います。
このカードは非常に強いカードではあるのですが、打ったあと盾が増えないにもかかわらず自分の場にクリーチャーが出ないなどのデメリットを考慮した結果採用を見送りました。しかし、テック団手打ちのため水マナ要因として1枚の採用はありだと思います。
ミッシツやセイントカイザーなど進化元が8枚あり、
クライマックスジャオウガに代わるフィニッシャーになるかとも考えましたが現状は厳しいと思います。
他にも採用候補となり得るカードでここに記載されてないものがございましたら、こちらのnoteのリンクが貼り付けられているツイートへリプライお願いします。
最後に
優勝出来るデッキとは思えないものの、サガを気合いで回避して本戦を目指す分には悪くないおもちゃデッキであると考えております。実際私はアドバンスどころか最近のデュエマに関しても知識が足りておらず、新カードが分からない、超次元ゾーンにあるカードの効果が分からないといった中でのこの結果となりました。環境が分からずプレイに自信がない方でもおすすめできるデッキとなっておりますので作ってみてはいかがでしょうか?
当noteに関する感想、デッキに関する感想、ぜひよろしくお願いします。
そしてnoteを見ていただいた方、このnoteのリンクが貼ってあるツイートをリツイートしていただけると幸いです。
長い文章となりましたがご高覧頂き、ありがとうございました。
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