夏休みの自由課題に!簡単手作りマスクリーフ②かざりを作ろう
宿題ぎらい日本代表候補(こうほ)で自由研究名人のスズムラ雀(すずめ)です。
今回も小学生のかたにもやさしい言葉で書いていきます。
さて、前回はマスクリーフというアクセサリーを作るのにひつような材料をそろえるところまで紹介しました。
いよいよ作りはじめたいところですが、うっかりどんなものを作る予定なのか紹介するのをわすれていましたので、こちらを見てください。
左下にあるのがイメージの絵です。
ゴムひもの輪っかのはしに大きめのボタンをつけて、そこにマスクの紐をひっかける作戦(さくせん)です。
かわいいボタンをつけるといいと思ったのですが、真ん中にお花の飾りをつけたらもっとかわいくなっていいと思ったので、このようなデザインになりました。
さあいよいよ作りはじめましょう。
①布を切る
まず、お花のかざりにする布を切っていきます。
いきなり切ると失敗(しっぱい)しやすいので、さきにきりとり線を書いておきます。
書くのに使うのは、普段使っているBや2Bの鉛筆でだいじょうぶです。
まん丸をかくのは大変なので、工夫しました。
おうちにあるにものなんかを食べるときに使ううつわを……
こうしてひっくり返して、フチをなぞります。
きれいに円がかけました。
つぎに、布に対してななめに線二本をかきます。
こんなふうに、定規を使ってまっすぐにかきます。
線と線の間は5cmくらいで、平行(線と線の間のどの部分を測っても同じはばになること)になるようにかきます。
15cmくらいの長さにかいていますが、じっさいには5cmくらいしか使いませんでした。
これを、ハサミで切り取っていきます。
線にそってていねいに切っていきます。
②お花をぬう
お花の飾りをぬっていきます。
針(はり)に糸を通して、糸のはしに「玉結び」という結び目を作ります。
この玉結びが、糸で布をぬうときの糸のストッパーになるので、布をぬいはじめる時はかならず作ります。
はりの穴に糸を通したら、利き手じゃない方の手にはりの先の尖った方を上にして持ちます。糸の長い方のはしを持って、写真のように糸のはじを針にぐるぐるときつく3回くらい巻き付けます。
糸をまきつけた部分を写真のように親指でギュッとはさんでおさえたら、上からとびでているはりのとがった部分を上にゆっくりひっぱっていきます。
この時、針で指を刺さないように気をつけてください。そして、糸をおさえている手はきつく持ったままさいごまではなさないようにしてください。
これは、わたしがおばあちゃんに習った方法です。他にもやり方はあります。高学年の家庭科の教科書を持っている人は、やり方がのっているので見てみましょう。また、やり方がわからない人はまわりの大人の人にも聞いてみてください。
それでは、さっそく布をぬい始めましょう!
さきほどまるく切りとった布を手に持って、布のはじっこから5mmくらい内側を、なみぬいでぬっていきます。
なみぬいとは、はりを布のおもてとうらに交互(こうご)に出しながらぬう、いちばんかんたんなぬい方です。ここではむずかしいぬい方ではなく、かならずこのなみぬいをします。
このように、針を布の上と下に順番に出して糸を通します。
ぬい目は5mmくらいですが、少しくらい大きくなってもだいじょうぶです。
ぐるりと一周ぬえました。
わかりやすいように緑色の糸でぬいましたが、みなさんがぬうときは、使っている布と似た色の糸を使うと出来上がったとききれいです。
家庭科を習った高学年の人は、ぬい終わったら玉止めをすると習ったと思いますが、まだやりません。糸は針につけたまま、次に進みます。
③花の形を作る
この大きなまるい布をお花の形にしていきます。
ぬい終わった最後の部分をゆびでおさえながら、針と糸をきんちゃくのようにぎゅーっと絞ります。
あわててやらなくてだいじょうぶなので、はじから順番にひらひらを作ってよせていきます。
このときに、だんだんふくろのような形になっていくのですが、ふくろの外側が布の表になるようにしてください。
全部しぼれたら、ここで玉止めをします。
しぼった糸のさいごの根元の部分に針を乗せて、またぐるぐると針に糸をまきつけます。そして、針と、まきつけた糸と布をギュッとはさんで持って、はりのとがった方をゆっくり引き抜きます。高学年の人は家庭科の教科書に詳しいやり方がのっていますよ。
これで、花びらの部分は完成です。
④お花を飾り付ける
お花の花びらは作れましたが、真ん中の部分が布のはじや糸が見えてしまっていてかっこわるいので、隠してしまいましょう。
今回はおうちにたくさんあったシャツやブラウスの替えボタンをいっぱいぬいつけてみました。大きいボタン一つつけるのもステキだと思います。
針と糸をぬうのが難しかった人は、接着剤やボンドでつけてもだいじょうぶです!
お花の飾りはこれで完成です。
うまく作れましたか?
次回はこれをアクセサリーにして身に付けられるようにしていきます。
つづく