夏休みの自由課題に!簡単手作りマスクリーフ⑥レポートにまとめよう
宿題ぎらい日本代表候補(こうほ)兼(けん)自由研究名人のスズムラ雀(すずめ)です。
今回もやっぱり小学生のかたにも読みやすい言葉で書いていきます。
さて、前回までの5つの記事で、夏休みが終わってしまってから大慌てで自由研究の工作をする方法を色々とご紹介しました。
せっかくできた作品ですが、これだけをポンと「すみません、おくれました!」と先生に提出したら、先生は「あぁ〜、スズムラさん宿題やってなかったんだな。」と思ってしまうかもしれません。
そこで、いかにも「ちゃんと夏休み中に宿題をやってきたけど、提出が遅れちゃっただけ」に見えるように、ちょっとごうかに研究レポートをセットにしようと思います。
むずかしそうに思うかもしれませんが、思ったことや、起きたことをそのまま書くだけでいいので、是非チャレンジしてみてください。
研究レポートに書くこと
研究レポートは、作文のように一つの文章にまとめるよりは、新聞を書くときのように、いくつかのコーナーに分けて書くとわかりやすいです。
・研究のテーマ(タイトル)
・研究の目的(どうしてそれを研究したのか)
・研究の内容(どんなふうに研究したのか)
・研究の結果(やってみたらどんなふうになったのか)
・研究の考察や感想(研究してみて、何を考えたか、どんなふうに感じたか)
・参考文献
これだけだとよくわからない部分もあると思いますので、さっそくいっしょに書いてみましょう。
研究のテーマ
どんな研究(工作)をしたのか、わかりやすくタイトルをつけましょう。
面白いタイトルだと、クラスのみんなにも興味を持ってもらえるかもしれません。
うーん、わたしだったら……
「みんなで作ろう!かんたんマスクリーフの作り方」
それか、
「耳がいたいの飛んでいけ!かんたん便利なマスクリーフ」
こんな感じです。
これを大きな文字で書いたら、クラスと名前を書きましょう。(指定があれば、学校名や出席番号も書きます。)
研究の目的
タイトルの次に、最初に書くのは「どうしてその研究をしようと思ったのか」です。
思った通りのことを書けばだいじょうぶです。ここで優等生ぶって「地域の役に立つようにしよう」とか「地球の環境のことを考えよう」とか考えていると、あっという間に日が暮れて、また一日宿題の提出が遅れてしまいます。
わたしだったら、
「マスクをしていると耳が痛くなることがあるけど、お店で売っているマスク用のアクセサリーはオシャレじゃなかったり、使いにくそうだったりしていいものが見つからないので、自分で作ることにしました。」
これだけでだいじょうぶです。
これがしっくりこないのであれば、他にもあります。
「わたしは工作をするのが好きなので、みんなで楽しく作れるアクセサリーを紹介したいと思って作りました。」
「お母さんがマスクをつけるといたいと言うので、それを解決する便利グッズをプレゼントしたいと思って作りました。」
「何か工作をしたいなと思っていたら、インターネットに面白そうな作り方がのっていたので挑戦してみました。」
これが書けたら、仮説を書くとかしこそうに見えます。仮説というのは「こういう方法でやったら、こんなふうになるだろうなあ」という予想のことです。
今回は、作りたいマスクリーフの絵を書いておけばOK。
例えばこんな感じ。
思いついたまま書けばいいです。短くてだいじょうぶ。
サクサクいきましょう。
研究の内容
さあ、メインディッシュです。
実際の研究内容、わたしたちの場合はアクセサリーの作り方を書きます。
書こうと思えば色々書けるけど、わたしたちはとても急いでいるので、シンプルに、
・材料
・作り方
の2つを書きましょう。
それぞれ作るときに写真を撮っておくと、かんたんにかっこいいレポートになります。
今回は、ご紹介した中でも一番かんたんな、「ビーズで作ろう」の作り方で書いてみようと思います。
例えばこんな感じ。
<用意するもの>
・ヘアゴム(細めのもの)…40cmくらい
・ビーズ(1cmくらいのハート型のもの)…10こ
・ボタン(直径2cmくらいのもの)…2こ
・ハサミ
<作り方>
①ヘアゴムの真ん中にボタンを一つ通してつけます。
②ヘアゴムの、ボタンの左右にそれぞれ5こずつビーズを通してつけます。
③ヘアゴムの片側にもう一つのボタンを通します。
④ヘアゴムのはじとはじを結んで輪っかにします。
⑤ヘアゴムの結び目の、余った部分を短く切ります。
こんな感じです。
作り方の部分は、うまく作るコツや、作るときの注意点を書きくわえると、さらにごうかになります。
あれあれ?一番大変な部分がもう終わってしまいました。
どんどん書いちゃいましょう。
研究の結果
自由研究をしてみて、どんなことがわかったか、工作をしてみてどんなものが出来上がったかを書きましょう。
わたしたちは完成したマスクリーフの写真を載せるのがいちばん手っ取り早いですね。
最初の目的ところで書いた予想と比べてどうだったか、などを書いてもいいと思います。
例えば、
「自分の気にいるデザインのアクセサリーを作ることができました。
このように、耳の後ろにゴムが当たらなくなり、マスクをして痛くなることが少なくなりました。」
この結果のコーナーを書くときのコツは、実際に起こった出来事だけを書くことです。この研究をして自分がどんなことを考えたのか、どう感じたのかといったことは、混ぜない方がわかりやすくなりますし、それを書くコーナーはこの次にちゃんと用意してあります。
また、失敗した部分も思い切って正直に書いてしまって大丈夫です。
例えば、
「ゴムの長さが短くて、つけにくかったです。」
とか。
失敗は成功のもとということわざもありますが、失敗したことを恥ずかしく思う必要はありません。失敗したことも、「実際に起こった出来事」の一つとして、ぜひ書きましょう。
このまま、このコーナーを書き終わってしまってだいじょうぶです。
次へ進みましょう。
研究の考察や感想
さあ、そろそろレポートも後半戦です。
感想は聞いたことあるけど、考察(こうさつ)ってなんだろう?という人もいるかもしれませんが、「何かを経験したことで、思いついた自分の考え」のことです。
例えば、
食パンにジャムをつけて食べたらおいしかった
という経験をしたことで、
ロールパンにジャムをつけてもおいしいんじゃないかと思いついた
とか、これも立派な考察です。
それでは、今回の研究ではどんな考察ができるでしょうか。
例えば、わたしだったら、
「今回はハートのビーズで作ったけれど、別の形のビーズで作ったら大人の人や、男の人などいろんな人にも使える作品が作れるのではないかと考えました。」
こんな感じです。
ちなみに、さっき書いた失敗からも考察してみましょう。
例えば、
「ゴムの長さを20cmにしたら短かったので、次は30cmで作ってみようと思います。」
こうすれば、失敗だってちゃんと活かせます。
次に感想を書きます。
これは好きに書いていいです。
「今回作ってみて面白かったので、もっとたくさん作ってみたいです。」
とか
「かんたんに作ることができたので、友達と遊ぶときにいっしょにやりたいです。」
とか
「むずかしかったから、もっとかんたんにできる方法を作りたいです。」
とか。
考察と感想はこれでおわりです。
参考文献(ぶんけん)
最後の最後になんだかむずかしい言葉が出てきました。
やさしい言葉にすると、「このレポートを作るために読んだ本やみたウェブサイトなど」のことです。
みなさんの場合だと、今見ているこの、わたしのブログになりますね。
でも、これを書いてしまうと、みなさんがあわてて宿題をやってしまったことがバレてしまうので、特別にこのブログのことは内緒にしておいてもだいじょうぶです。
もしも他に調べた本やウェブサイト、おとずれた博物館や、話を聞かせてもらったり、やり方を教わった人がいれば、そのことを書いておいてください。
さあ、これで全部おしまいです。
最後に、わたしが書いたレポートの写真を載せるので、見てみてください。
これを、ホッチキスでまとめたり、ファイルにとじたりしたら、レポートの完成です。
おつかれさまでした。
もしこの記事を見てレポートが書けたら、ぜひわたしにも見せてくださいね。
ツイッターやインスタグラムのダイレクトメッセージで写真を送ってくれたら、わたしも見ることができます。
楽しみに待っています。
それでは。
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