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柿の成長記録|8月の振り返り

なかなか雨の降らない8月。

こんにちは、鈴木農園です。
三重県伊勢市で柿栽培をしている農家です。

この記事を書いているのは9月も下旬ですが早いですね。
さあ8月の振り返りをします!


8月の仕事は摘果の見逃しを見つけたり
草刈りがメインです。

実がなりすぎた枝は放置すると
成熟してきたときに自重で折れることもあるので
余裕があるときに見回ります。

実がなりすぎている枝

摘果した実は、普段は地面に落として土に還していくのですが
今年は猿の出現が増えて、青柿も関係なくかじっていってしまうので
念には念を‥‥‥
8月だけ一輪車で回収して別場所で廃棄しました。

効果あるのか?わかりませんが

一輪車に集められた摘果柿

こうしてみるとたくさんありますね。
これでも一部です。


写真からもわかるように黄色や茶色の変色がちらほら見えますよね。
今年は例年に比べて圧倒的に日焼け果が多くなっています。


最高気温が35度の猛暑日になるのはあたりまえ、
40度近くになることもある2024年の夏です。

暑さだけでなく、なかなか雨も降りませんでした。

柿はやや粘土質の土壌に育つので、
ほどよい水はけと保水力で雨量にばらつきがあっても
うまく調整してくれる力があります。

その調整力のおかげで、いままでそれほど
雨量の心配などしたことはなかったのですが

まとまった雨がなく、日照りは強く、
さすがに心配と焦りが出てきました。

水分が少なくなり垂れ下がった葉
葉が焼けて枯れてしまった若い木

水の吸い上げが弱いからか、
若い小さな木の日焼けの影響が大きく
枯れてしまう枝も出てしまいました。

ようやく雨が降ってくれたのは
7月の下旬の雨から1ヶ月以上たってから‥‥‥!


1ヶ月ぶりの雨

ひと安心。

毎年同じような天候にはなってくれないところも
むずかしく、奥が深いところです。


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