45歳エンジニア、再び挑戦するためにスタートアップに転職した話
ソフトウェアエンジニアの鈴木(@szk3)です。
先日、二ヶ月の試用期間を終え、株式会社カミナシの正社員になりました。
あっという間の二ヶ月でしたが、プロダクトと技術的側面の関係性について理解度が上がるにつれ、伸びしろしかないなと楽しく毎日を過ごしています。
さて、この記事はひとりのソフトウェアエンジニアの入社エントリーですが、45歳を過ぎたエンジニアのスタートアップへの転職話でもあります。
この記事では、エンジニアとしての長いキャリアを元に、私見を棚卸ししています。
人生100年時代という未曾有の時代に生きる同じエンジニアとして、キャリアや将来に不安を抱いている方に読んでいただければうれしいです。
はじめに
前職では15年ほどソフトウェアエンジニアやソリューションアーキテクトとして勤め、マザーズ市場から東証プライム市場へと会社のステージの変化とともに個人としても成長の機会を多くいただきました。
カルチャー的にもとても素晴らしい会社で、人間関係においても待遇面においても条件はよかったと思います。
つまり、やめる理由がありませんでした。
無意識の甘えに気づく
では、なぜ転職しようと考えたのか。
それは、長い在職期間を通じて無意識に 居心地の良い環境に依存している自分に気づいた からです。
居心地のよい環境であればあるほど、自分自身を客観的に見れなくなっていくような気がしました。そこで、自身が他の環境でどれくらいバリューを出していけるのか、試してみたくなったのです。
そこで、一旦その場で得た成功体験を手放すことにしました。
挑戦のサイクル
前職において15年という長い勤続期間を考えた時に、同じスパンで考えると60歳までにもう一度同じ規模の挑戦ができると考えました。
5年スパンなら、あと3回。3年スパンならあと5回も挑戦が可能です。(75歳まで働くとするとその倍は挑戦できますw)
つまり、45歳で違う環境に行ったとしても、まだまだ新しい挑戦をし続け、自身が変化していけると強く思うようになりました。
不安との向き合い方
とはいえ、やはり転職に不安は付き物です。
しかも、エンジニア定年説35歳を遥かに超えた45歳のエンジニア。プロフィール的にも採用シーンにおいて今後の転職難易度は上がることは容易に想像できます。
残念ながら、エイジズムによる先入観で個人が判断されてしまうケースも多々あるでしょう。
正直に言うと、転職だけでなく人生のステージが変わるタイミングで幾度となく、漠然とした不安に苛まれてきました。
家族が増え、個人の自由時間が少なくなっていくなかで、エンジニアとしての焦りやキャリアへの不安は当然のようにありました。
ですが、あるときふと「残念ながら普通の人間である以上、よほどの超人以外は不安を消すことはできないのかもしれない」とあきらめるようになりました。
それから、不安を悪者扱いしてがんばって消そうとするのではなく、不安をそのまま受け止めるように意識を変えたところ、「まぁ、なんとかなるんじゃね」と思えることが増えました。
なので、いまでも不安しかありませんが、不安と仲良くやれるようになりました。
キャリアはある程度が偶然の産物
また、キャリアについても自身の意思は一定持ちつつ、基本的には「計画的偶発性理論」に身をまかせることで不安を感じることが減りました。
実体験に照らし合わせても、今のキャリアはある程度の偶然の上にできたものであると感じる側面が強く、好奇心さえなくさなければどんなキャリアを歩もうと自分の納得感で生きていけると信じています。
なので、迷ったら前に進め という気持ちを大切にしています。
なぜ、カミナシだったのか?
理由は、2つあります。
カルチャーフィット
1つ目は、カミナシのミッション・ビジョン・バリューに強く共感したからです。
カミナシでは本気で現場DXに取り組んでいます。家族がノンデスクワーカーだったこともあり、実現したい世界観や課題に対してオーナーシップを持てると感じました。
また、パイセン達の入社エントリーを読み、同じような思いを持った方が多かったのも、一つの要因になりました。すばらしいエントリーが揃っているのでぜひ御覧ください。
エンジニアリングの成長を一緒に成し遂げたい
2つめは、エンジニアリングの成長を一緒に成し遂げたいと思ったからです。
自分の場合、カジュアル面談から採用までの間に、実に7回ほど面談をさせていただきました。(異例のようですw)
皆様ご存知の通り、カミナシには AWSに詳しい CTO 原トリ がいます。
自身の強みでもある AWS/GCPを用いたアーキテクト とかぶる部分もあり、面談前は、「トリさんいるなら、AWS周りのこと困ることなさそうだし、別に自分じゃなくてもいいのでは?」という思いが少なからずありました。
しかし、CTOや EM 宮本との面談を重ねる中で、カミナシの目指す世界を実現するために現在抱えている技術的な課題感の理解が進み、「たしかに、これはまだまだやれることがありそうだ」という認識に変化していきました。
また、面談時には自分とフィットするようなポジションに空きがなく、「カミナシの目指す世界や価値観は好きだけど、今回は縁がないかも」とも思っていましたが、中長期的な成長を担う意図で新しくポジションをオープンしていただきました。
そういった背景があり、気がつけば、カミナシのエンジニアリングを成長させていく未来にココロオドル自分がいました。
まとめ
まとめです。Youは何しにカミナシへ?ということに触れます。
CTOの言葉を引用させてもらうと、”いつかカミナシを日本で有数の、世界に誇れるテックカンパニーにしたい” に共感し、一緒に成し遂げていくためにカミナシにジョインしました。
特に自分が期待されている部分でもある、”視座を上げる”、”クラウドを正しく使う”という点において、CTOという強力なサポートのもと一緒に作り上げていけると思うと、めちゃくちゃ楽しみでしかたありません。
次から次へと現れる山積みの課題を、優秀なエンジニア仲間と一緒にスピード感をもって解決し、カミナシのプロダクトおよびエンジニアリングを全方位的に誇れるようにしていきたいと思います。
最後に、この言葉を共有します。
自分は、カミナシを選んだこのキャリアをめちゃくちゃ楽しみながら正解にしていきます。
ここまで読んで頂きありがとうございました。ちょっとでも参考になったら、最後にスキ♡をポチっと押してくれると嬉しいです。
カミナシでは全方位で仲間を募集中です!エンジニアリング領域でもやりたいことがありすぎて手が足りておりません、是非一緒に現場ドリブンやっていきましょう!
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