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ただ働きじゃないよって話

2019年11月26日に書いていた文章をそのままにしていたので,出しておきます。ボランティアをするたびに「偉いね」とお声がけいただくことに対して抱えていたもやもやを吐き出しました。文体はその時のままでお届けします。


大学3年の後期が半分過ぎた。4年間もの人生の夏休みが折り返しを過ぎたので,この2年半を振り返ることが増えた。1年目をなんとなく過ごしてから「今しかできないことをやってしまおう」と張り切ってしまったので,ゆっくり振り返ってみると意外と濃ゆい時間を過ごしせている気がしている。

 いい部分を振り返るなら,いくつかボランティアをやったのが大きい。

成長したか,と言われれば全くもってNoなんだけど,その時間がなければもう少しひねくれていたかもしれないと思うとやってよかったと思う。

ポテチ1


 ライフワークとライスワークという言葉があるけど,自分に余裕があるのなら何かしらの形でボランティアへの参加をライフワークにしていくんじゃないかと思う。ボランティア活動ほど目に見えて経験値をもらえることってないんじゃないかな。


 こんなことを言ってたらきれいごとみたいだけど,私は自分のしたいこと以外のことはしていなくて,「タダでことやっていいの⁉」って言っちゃいそうなことしかしてない。中学生のころ強制的に参加させられてた河川清掃とか空き缶集めみたいなことはお金が出たとしても今はもうしないと思う。

 みんながボランティアの募集元に求めるものが高まっているからか,日本人のお互いさま精神が強いのか,わたしがやったボランティア多くは実際に自分でその経験を得ようと思うとすごくお金がかかる。大学にいる間にやった代表的な活動なんだけど,ちょっとお金を絡めながら想像してもらいたい。


グリーンメン

 小学5年生から中学2年生までの子どもたちのグループと一緒に時間を過ごすこと,最終的には一緒に富士山に登り,東京の学習的観光をした。

この場合子どもたちはお金を払ってその活動に参加していて,大きな声では言われなかったけど結構な責任を感じた。活動にかかるほとんどのお金は出していただいたんだけど福岡からの交通費や宿泊代を考えるだけでも学生のうちに気軽にできることじゃない。

ポテチ2



 他の記事でも書いた商店街でのシャッターアートなんかはこれまたお金を払ってやっていいよ,なんてところも見たことがない。むしろいまのSNS時代ならお金をとってシャッターを好きなようにいじっていいよっていういわゆる❝こと消費❞も流行りそうだけど。何年かの契約でシャッターアートをそのままにして,基本的なことを教えてくれるインストラクター付き。わたしだったらその町に何度か写真を撮りに帰るだろうな。

シャッターハート



 それから佐賀のバルーンフェスタ。わたしにとっては海外チームについて大会期間中は一緒に行動するプチコミュニケーションテストみたいな期間。社会教育学の授業で「社会教育の場だと思う場所」という課題で発表したくらい,毎回たくさん吸収させてもらっている。

 何がすごいかって,小さいころに見ていたバルーンに関わりたいと思ってボランティアの存在を知ったこと。これのせいで将来は佐賀に戻って過ごしたいとまで思ってるから佐賀にうまくはめられてる,きっと。
 

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 それから熱されたらとことん熱くなるわたしには,その前後に予習・復習の時間がある。なんでもその場で調べたら出てくるから便利だけど,例えば運転するときにマニュアル本を見ながら運転なんてしてられないのでみんな勉強して免許を取るわけで。全部例を挙げるときりがないけど,今はバルーンのおかげでちょっと天気について調べたい気持ちを引きずっている。文部科学省もそこのところをいいことだよーっていうことを言ってるのでたぶん間違ってない。

 ”生涯学習とボランティア活動との関連は、次の三つの視点からとらえることができる。第一は、ボランティアかつ動そのものが自己開発、自己実現につながる生涯学習となるという視点、第二は、ボランティア活動を行うために必要な知識・技術を習得するための学習として生涯学習があり、学習の成果を生かし、深める実践としてボランティア活動があるという視点、第三は、人々の生涯学習を支援するボランティア活動によって、生涯学習の振興が一層図られるという視点である。”

貼り付け元 <http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/t19920803001/t19920803001.html>

 
 ボランティアしてるっていうとお褒めいただくと同時に「お金もらえないのによくそんなことできるね」みたいに言われることがあって,いつもなんか違うんだよなあともやもやした気持ちを抱えていた。ちなみにそうゆうことを言う人は絶対にこれを読んでないことはわかってる(偏見でしかないけどデータ集められそう,でもめんどくさいからしない)。

それでも声を大にして言いたいのは,お金で買うのとはまた違う経験ができること。専門性が求められたりもするけど,その都度補えばいい。旅行をすると帰ってからも旅先のニュースを気にしちゃうみたいに,少しだけ世界が広がってきもちがいい。


 もろもろの都合でお金と時間が盛大に必要になっている今,まったく同じようには言えないけど,どこか余裕をもって生きられるとよいなーと感じます。

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じょな
今後やりたいことに使います、