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令和5年8月3日(入院第1日目)「最初の一葉」

令和5年の夏。
日本は記録的な熱気に包まれた。
こんな田舎町も例外とせずに。

そして、
私は倒れた──。
枯れ葉が舞い落ちるように美しく(のはずだ)。

001 太陽に 負けて倒るる令五の夏

運悪く、いや、運よく後頭部を打った。
これで家族の待つ天国へ行ける

いや待て、こんな場所で死んだのでは発見が遅れる。
この暑さでは、すぐに腐敗して異臭を放って気づかれるであろうが、
それは美しくない! 断固拒否する!

家族のいない私には連絡する人がいない。
仕方なく、親友に電話した。
「わしじゃ、わしじゃ。天国へ行けそうなのだが、惜しむらくは辞世が思い浮かばぬ」
と言うと、
「なにふざけてるの! さっさと119番しなさい!」
と怒られたので、仕方なく、119番した。

002 崩れ落ち 友に叱られ 119番

しばらくして、白き車がやってきた。

003 迫りくる サイレンの音 けたたまし
004 サイレン鳴らし われを運びし 白き勇車よ
    ありがたくもあり 恥ずかしくもあり

車中で検温。
なんとなんと39.6度!!!
沸騰してるのでは?(血液の沸点は知らんけど。)

005 この夏に 更新せしは 最高体温

私の見立ては「熱中症」であるが、
「高熱であるから」
と、インフルエンザとコロナの抗原検査を行い、どちらも「陰性」であったので、院内へ。

「頭を打ったから」
と、頭部CT検査。
「異常があるから」
と、頭部MRI検査をし、
「入院です」
と言われた。
熱が下がるまで病院にいよう。1泊で十分だろう
と思った。
ベッドに寝かせかられ、注射ではなく、点滴!


CT(Computed Tomography:コンピュータ断層診断装置
・X線(放射線)による撮影。
・検査時間が比較的短い。
・放射線による被ばくがある。
 ・東芝メディカルシステムズ→キヤノンメディカルシステムズ(2018-)
 ・富士フイルムヘルスケア

頭部CT:脳の断面像を撮影。
     頭蓋骨の形状や古い脳梗塞の診断、脳出血の診断に有用。

MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像診断装置
・磁場と電波による撮像。
・検査時間が比較的長い。
・騒音が発生する。
 ・日立製作所ヘルスケアビジネスユニット
 ・富士フイルムヘルスケア

頭部MRI:脳の断面および脳血管を撮像。
     脳梗塞(無症候性)、脳腫瘍、脳動脈瘤の発見に有用。








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レコの館(やかた)
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