《鰻が高い理由》
①完全養殖が出来ない。
②養殖鰻の90%以上がオスである。
③調理に職人技が必要である。
①鰻の生態は謎で、完全養殖(卵から育てる)が出来ません。そこで、「シラスウナギ」(幼魚)を獲って育てるのですが、その数の減少が鰻の価格高騰に直結しています。
②オスは大きくなると身や皮が硬くなるため、食味が悪化してしまいます。そのため大きく成長させることができず、1尾当たり200~250gといったサイズで出荷しています。1尾で1人前です。
一方、メスのウナギはオスに比べて個体自体大きくなりやすく、また大きくなっっても身が柔らかいままのため、大きく育ててから出荷することが可能です。1尾で、1.5~2人前になります。
しかし、養殖鰻の90%以上がオスなのです。
③「串打ち3年、裂き8年、焼き一生」と言います。
また焼くには備長炭が必要ですが、後継者不足で備長炭の生産量が減るとともに、高価になっています。
1.ウナギの完全養殖に成功!
2.ウナギの雌化に成功!
3.職人技→バイトでも調理できる!
「安い鰻」といえば「白焼き屋」の鰻。裂いて焼いただけだから安い。
「白焼き」は、切って山葵醤油で食べるが、フライパンに入れ、万能たれ(醤油:みりん:日本酒=1:1:1)を入れて少し煮れば、蒲焼きになる(「焼き一生」の職人さんが備長炭で焼いた蒲焼きには劣るかもしれないが、十分美味しい。)
「白焼き屋」ではオーブンで焼いてるわけで、それならばバイトでも出来そう。
4.当分は茄子で代用