おもいでばなし
当時は一生忘れない、と思ったことでも、
月日が流れると記憶の片隅に流れてしまうことがあることに気づいて、自分も少し大人になってきたんだな、となんとなく思う。
小学校、中学校と好きだった子がいた。その子と初めて会話したのも、多分、桜が散ったくらいの頃だったと思う。
色んな懐かしい記憶がある。
思い出を綴ろうと思っても多すぎて語り尽くせない。なんなら、自分でも忘れかけていた懐かしくて少し甘酸っぱい思い出がたくさん。
片思いを拗らせすぎて、1人で悩んだことも、
今振り返ってみれば可愛い記憶だったり、
でも二人で大爆笑しながら帰った帰り道のことも鮮明に思い出せなくなってしまったり。
感情だけを頼りに生きていた小・中時代だったけど、あの時代があったから、今の私がいる。
そして、アホみたいに無邪気に、でもめちゃくちゃキラキラしてあの時代を忘れてしまうほど、充実した時間を重ねられていることにも
感慨深さを感じたり。
思い出の中でしか会えない人もいるけど、
最高の青春だった、ってそう言い切れるから
もうそれだけでハピネス、
いつか会ったとき、満面の笑みでピースし合って、またバイバイしたい。