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逆噴射2024ライナーノーツ

そもそも

 紫陽凛は逆噴射のぎゃの字も知らないまま十月初日を迎えました。なので、当然逆噴射小説大賞には初参加となります。
 一日に1000文字くらいは書いておきたいよなぁというダラッダラの惰性でカクヨムの自主企画や自分の連載をごちゃごちゃと書いていたさなか、フォロワーから「今年も逆噴射が」の語を聞き興味を持った次第です。なのでプラクティスタグの存在も知らぬまま、暴投につぐ暴投を重ねて二作品出しました。許してください。次はちゃんとプラクティスをします。


プロ詐欺師のサツジン

全く何も考えてませんでした。「今年も逆噴射が」とわたしに逆噴射の洗礼をもたらしたフォロワーが「とにかく800字でたたみかけろ」というので、自分の蔵書の題名をざーっと眺めて、原田マハ「サロメ」からあのサロメの冒頭をつくりました。とにかくヤベ~奴を一人出しておいて一定の面白さを担保しようという浅はかな試みもありました。
 最初沙羅しゃらが食べたいと思っているのは舌ではなくて男性器の予定でしたが、さすがにちょっとヤバすぎるかなと思ってナーフ。語り手は最初から何らかのしょうもない犯罪者にしようと思っていたので詐欺師にしました。語り手のプロ詐欺師になったことで沙羅が食べたい身体の部位も自然と決まりました。
 沙羅を殺したあと全く何していいかわからなくなったのですが、2024年の先達の作品をいくつか読み、「続きがめちゃくちゃ気になる投げっぱなしジャーマンスープレックス」がよいと気づいたので、残虐な殺人現場とは全く違うステージに環を放り出してやろうと思いました。ので、全く真逆に舵を切って筋肉バスター。このあたりは賛否が分かれるかなと思います。


パイロキネシス

 別企画の「プラネタリウムSF」を考えようと思ったら、たまたま「パイロキネシス」「爆弾魔」という単語が降ってきていたので、これは偶然そろった三つの単語でできています。特に意図とか無いです。ヤバ女もヤバ男も出てこないので「プロ詐欺師」ほどの強さはないのですが、「続きを読ませろジャーマンスープレックス」としては成功してるのかなと思います。でもそれだけなので一次とかそういう期待はしていません。修行が足りぬぞ紫陽凛。

以上です。プラクティスはすべきだよな。


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