268.一年に三度、父と僕は母に献杯をする
ごきげんよう。
4月もあっという間に最後の週末を過ぎようとしていますね。
ゴールデンウィーク期間なので、あまり実感しにくいですが……。
そして、ゴールデンウィークが明けた翌週の日曜日といえば。
そう、母の日です。
約3年半が経ち
以前に別の記事でも書きましたが、僕の母は約3年半前、2020年の冬に他界しました。
元々うちは家族仲は悪いほうではなかったですが、この一件以来、残された家族の仲が深まったのは、不幸中の幸いといえるかも知れません。
特に妹弟と父の仲は目に見えて良くなり、父の関西出張の際などに、よく飲みに行ったりするようになりました。
父と飲む
妹と弟は関西に居るのに対し、僕は東京住まいです。
なので往々にしてそうした家族飲みには混じれず、家族LINEに送られてくる写真をみて指をくわえるのがいつものことなのですが、
僕は僕で父と時々飲んだりしています。
昨年の冬も、母の命日に父子2人で献杯をしました。
母の誕生日だった2月14日と、
母の命日、
そして母の日。
これらのタイミングが、考えてみれば父と東京で飲む機会かも知れません。
いや他の日にも全然飲みますが、
父も僕も都内に住んでいながら、お互い予定が多くてなかなか日が合わないので、どうしてもこういう決め打ちのタイミングになりがちです。
とはいえ別に湿っぽい話をするわけでもなく、大半は近況報告やなんちゃない話です。
こないだなどは、父が退職後に何をしたいかを聞いて盛り上がったりしました。
きのこマイスター…だと……!?
とか。
したい話ができる内に
もう還暦を過ぎた父に、退職後の夢がたくさんあったことは意外でしたが、同時になんだか嬉しい気持ちにもなりました。
母が存命の時は、母との方がよく会話もし、仲もよかったのですが、そういう話はほとんどしなかったように思います。
願わくば、そんな話を、母とも飲みながらしたったです。
以前にも書きましたが、
身近な人、大事な人、あるいは自分自身が、
いつまでも健康で、いつでも会えて話ができるとは限りません。
普段は本当に忘れがちですが、
でもだからこそ、
「あのとき、ああしておけば、こう言っておけば、そう話しておけば」
そんな後悔のないように、日々生きていきたいものです。
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