ごきげんよう。
先日、ネットサーフィンをしていたら、たまたま気になる文房具についての記事を見つけました。
芯も軸も金属の鉛筆……!
どんな書き味なんだろう。
芯が減ったらどうするんだろう?
色々気になりますよね。
(2023年追記)
どうやらこの鉛筆、売れてるみたいです。
確かに、普段使いには少し高いものの割と気軽に買えるお値段ですし、ちょっとしたプレゼントとかにもよさそうですもんね。
かくいう僕もちょっと欲しいです。
…というところで、
さて、こっから本題です。
一方ロシアは…
この金属鉛筆の記事を読んだ時、思い出した小噺がありました。
こんな話です。
小噺っていうか、コピペですね。
ラスト1行でキレイにオチがつく、
とてもよく出来た話だと思います。
続きがあった
このコピペが流行ったのはもう10年以上前だと思いますが、
こないだこの話の続きというべき話を、ひょんなところから知りました。
どんなのかというと、
「鉛筆は折れた芯や粉塵が無重力下で舞い、機械や人体に悪影響を及ぼす。だから、NASAが大金を投じてペンを開発したことに意味はあったのだ」
というようなお話。
聞いてみるとなるほど、と思います。
考えてみれば、
鉛筆って折れるし、削りカスも出るし、
もし字を消したら消しカスも出るし、
あまり無重力空間で使うには適してなさそうですよね。
冒頭のコピペでNASAのことを笑ってた人(僕ですね)は、ここで一本取られたわけです。
真相は?
しかし、ここで気になるのは
「ホントのところはどうだったの?」
ということです。
なんせ、そもそものペンと鉛筆の話、
出典不明のコピペですからね。
真相はどうだったのでしょうか。
このことについては、
なんと、NASAが公式サイトで言及しています。
以下、転載します。
(リンクも貼っておきます)
当然英語ですがその辺は頑張ってください。
全文まるまる貼っちゃいましたが、要は
NASAも当初は鉛筆を使ってたし、
無重力でも使えるペンはNASAじゃなくメーカーの自主開発だし、
ソ連/ロシアも無重力ペンを使ってましたよ、
というお話です。(太字部分参照)
うん、身も蓋もねーな!!
まあ、事実は往々にしてそんなものですよね。
伝聞はまことしやかに脚色される
この真相を知って思ったのは、
事実はやはりありのまま広まることはない、
ということ。
物事は人づてに伝わっていく過程で
より人目を引くよう面白おかしく脚色されていくものだし、どんどん尾ひれがついて、しかもそれがいかにも事実かのように広められていくのだなと。
良いとか悪いという次元ではなく、
伝聞とはそういうものなのでしょう。
だからこそ、
情報を取るときは、
その出処に注意するのが大事だな
と、改めて思いました。
一次情報、ソースが確かなもの、
責任を持って発信されているもの。
自分が何かの決定をするときとか、
人に伝えるときなど、
しかるべき場面では特に、
情報の取り方を大事にしようと思います。
そしてもう一つ思ったのは、
噂話には必ず尾ひれがついてると思っておこうということ。
特に人が集まるところには、
必ずといっていいほど、噂話があります。
そういう話を聞いたときは、
別に面白がるのはいいけど、
そのまま鵜呑みにするのはやめておきます。
また、自分に関することも、
仮に何か人に広まることがあれば
必ず脚色されていると覚悟しておいた方が良さそうです。
情報と上手に付き合える自分でありたいものです。