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体感温度は「冷た〜い!」季節

だいぶ冷えてまいりました。
ちょっと前まで、いつまで暑いんだ〜、と言っていたのが嘘のようです。

都会の風景はあまり変わりませんが、あ、服装が変わったかな。
ま、そのぐらいなもので、自然に感じるものではなくなってしまったかなぁ。

対して田舎では季節の変わり目を周りの風景から感じ取れます。

隣の銀杏畑(銀杏をとる畑)は真っ黄色になって陽が当たるとキレイです。

すでにだいぶ葉が落ちています
この写真の方がキレイさは伝わるかな?
地面も黄色一色です

銀杏の落葉は、はらはらと散るのではなく、枝の塊ごとに「ざっ」と大量にまとまって落ちます。一斉に落ちるので、その瞬間に偶然出会うと、その量に圧倒されます。

空気も冷えてきて、地面の土も冷えてきて、それで体で体感できる寒さも…。

となると床暖だけでは物足りなくなります。
そろそろ薪ストーブの季節かなぁ。

薪ストーブは、
「スイッチポン!」
の家電ではないので、その準備が大変です。

薪自体は自分の敷地内に勝手に生えてきた木をチェーンソーで伐採し、30cmの長さに切り揃え、斧で4つに割って1〜2年乾燥させます。
これだけの労働でもかなり体力を使います。
ま、真夏では出来ない作業ですね。
秋晴れの元、汗をかいてもすぐ引く感じです。
高さ6〜7mの木を伐採するとそれなりに迫力があります。
ヘタをすると怪我をするので、倒す方向を決めてチェーンソーで切り込みを入れます。

でも伐採だけでは足らないので購入もします。

で、それだけではなく、薪をさらにナタ等で細かく割って、大小の焚き付け用を作っておかないとうまく火が着きません

さらに着火剤を購入しておいて、初めて薪ストーブを使える準備が整います。手間かかる〜〜。

薪ストーブ着火の具合はこんな感じです。

これだけ薪を作っておかないとものすご〜く不安になります
薪ストーブ内をキレイにしておきます
で、太目の本薪を土台用として2本入れます
間に焚き付け用の木っ端を入れます
さらに火移りがよいように、中ぐらいの木っ端を入れます
で、着火剤を差し入れます
(白いものが着火剤です)
ウチではこの着火剤を使用しています
丸い筒の中に白い着火剤が入っています
袋のまま使用します
火をつける前に燃焼空気の流量絞りを確認します。
「流量なし」の位置にレバーがあります。
これを最大限に開けます
左側にレバーを移動させて最大にします。
(炎の絵アイコンも最大になっていますね)
着火剤に火を着けます
あっという間に火が大きくなってきます

試しに温度を測ってみます。

↑コレで測ります。
レーザー式で性格無比のはお高いので、まあだいたいの温度がわかるものを入手しました。
温度は3桁まで測れるものです。
で、測ってみたら、
89.8℃
着火してから約2分後ぐらいでこの温度

以前の薪ストーブでは燻っているばかりでこんなに簡単には着火してくれませんでした。

昨シーズンに続いて今シーズンも薪を購入する予定です。
その薪は薪小屋に1年ほど寝かせて乾燥させて来々シーズンに燃やします。

薪小屋2号、3号で乾燥重量でおよそ24トン、6シーズン分の薪を貯めることができる予定です。そうなるまで毎年4トンづつ購入する予定です。

ま、頭上近くまで積み上げるのが大変なのと、地震で崩れてしまったとき、再積み上げが結構ツラいので、肩の高さぐらい迄にしておくことになると思います。

だとすると、6トンぐらい減じて、総重量18トン、4.5シーズンぐらいになるかな。

田舎で季節を体感することで知る、という感覚を覚えると、暖かさの感覚も違ってきてしまいました。

体の芯からじ〜んわりと暖まる薪ストーブ感覚
家全体が暖まり、その輻射熱で体も暖まる。

朝、薪ストーブは火が落ちてしまっています。
外はマイナス2℃でも、家の中は17〜20℃。
薪ストーブに熾火が残っていればその種火ですぐに着火できて、23℃ぐらいまでに上がります。

床暖を点けておけば、足裏が暖かく、23℃でも寒くありません。

吹き抜けがある二階は、28〜30℃近くになってしまいます

薪さえ足せばもっと暖かくなります。

なので、冬以外でも薪ストーブの暖かさがたまらなく恋しくなってしまいます。

お風呂は井戸水を沸かしています。すると、
『温泉』
のように筋肉がほぐれ、湯あたりのような感じになります。
良い水脈の井戸を掘り当てたのかな…。

窓を開けて真っ青な空を見ながら半露天風呂感覚で浸かっていると心身ともにほぐれてゆきます。

半露天風呂にしておいて湯船から出ると、バスタオルがいらないぐらいに汗がすぅ〜っと引いていきます。

で、涼んだあと、浴室から出ると、暖められた家全体から包み込まれるように暖気がフワッと来ます。

この感覚はどこかの湯治場のような感覚です。
仕事が極限に大変だった頃、この感覚に何度救われたことか。

そう、その仕事の大変さ、それから来る心身のキツさをなんとかして挽回したいと思って始めた週末田舎暮らしでした。

色々と心配事はありますが、
『やって良かった』
と思えるようになりました。

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