#09 清廉潔白
正直であること、素直でいること。清廉潔白であること。
「自分に嘘をつかないで」というメッセージが来ています。
カラーはホワイトのイメージです。
自分に嘘をつかずに正直にあり続ける、というのは、大人であれば大抵の人が、難しいかもしれません。
理性によって、また経験や培ってきた観念によって判断すること、制御しなければならない状況があまりに多いから。
幼子、というのは、基本的には嘘をつかないし、正直で素直ですね。
嬉しい時は笑うし、悲しい時は泣く。とてもシンプルです。
ですが反面、大人と違って、状況を判断して「自分を律する」ということができません。
自分を律しながらも、自分に嘘をつかずに正直に生きるってどういう状態なのでしょうか。
そのためには、第一段階は「素直に感情を出す」けれども、大人なので出し方を工夫するということ。
そして第二段階は、頑張って律さなくても、ネガティブな感情表出をする必要がない状態まで持っていく(原因のインナーチャイルドを癒す)っていうことになるのかと思います。
ふと思い出したのですが、私が20代の頃、モンゴルに行ったことがあるのですが、ある衝撃的なことがありました。
わたしはとある同い年の女の子と仲良くなりました。
彼女は英語に加え、日本語が喋れました。
彼女は日本に行ったことがありませんでしたが、身近に日本人がいたので喋れるようになったようです。
モンゴル人は、みなさん言語の習得能力が卓越していますが、中でも彼女はずば抜けていて、かなり秀才なようでした。
そんな彼女がある日、公衆の面前で大泣きし始めたのです。
理由は、些細な友人との諍いだったようなのですが、わたしはその、20代の「優秀な大人の女性」が、公衆の面前で大泣きする、という状況にとても驚きました。(ひとしきり泣いたらケロッとして、いつもの明るい彼女に戻っていました。)
わたしは彼女の「公衆の面前で、人目も憚らず大泣きする」という行為が、その時とても幼く思えました。
他にも、仕事の買い物中に、お腹空いたからといきなりお菓子を買って食べ出す、とか、日本人のわたしからすると「幼いな」と感じることがたくさんありました。
ですが、彼女たち(モンゴルの女性たち)からすると、どうやら日本人のわたしの方が、幼く見えるのだそうです。
わたしは幼い頃から物静かな方で、日本では比較的、冷静沈着とか大人っぽいとか言われる人でした。時間には厳しく、仕事も活動も真面目にやるし、滅多に人前で泣いたり怒ったりしないタイプでした。
それがなんと、中学生くらいに見えるね、とズバッっと言われてしまいました。すごい衝撃とともにプライドが傷つきました。
なんで幼く見えるかということを、よくよく考えてみると、
「自分の言いたいことをはっきり言わない」とか、「感情を表現しない」とか、「堂々としてない」とか、「経験値が少なそうな雰囲気」とかそんな理由ではないかなと思います。
とにかく、「大人である」という価値基準が、日本人とモンゴル人では全く違うのだと痛感した事件でした。
そこから得られた気づきは、このようなものがあります。↓
ここまで読んでくださってありがとうございます!
何か共鳴することがあれば嬉しいです🌈
それではまた✨