シュウマツ放送局・設定1
2010年12月30日
時間は前だけに進むことを辞めた。
最初、時間が進まない病は人だけに発症した。
長く正確な名前はあるが、誰しも時間病と呼んだ。
症状は軽度、中度、高度、不全とあり、
軽度の人が全体の7割であった。
軽度は時間がその程度の違いこそあれど時間は流れている。
通常の1年間を2年かけて、5年かけて、10年かけて過ごすのだ。
だから、時間病が蔓延した時、年齢など殆ど意味を成さないものになった。
5歳の子供がその5年間を50年かけて過ごしてきた場合もあれば、
非常に