市民社会を考える ワーク1

市民社会を強化するためにできることは何か。

あなたがビジネスで大成功した大富豪にアドバイスできる立場だとします。大富豪はその富の一部を市民社会のために生かしたいと思っています、どんな提案をしますか。

市民社会とは何か

市民社会とは、国や政府に依存せず、自立・共生する社会である。その上に社会全体の幸福が構築される必要がある。そのために、大切なことは、小さな社会の小さな主体者が数多く存在することである。規模が大きくなれば、当然ながら市場の、つまり消費者の影響を受ける。規模が小さければ、市場の影響を受けづらくなると言える。

小さいとはどのような規模か。

お互いの顔がわかり、性格を知れる関係性が構築できる規模である。人は関係性から互いに学習することができる。その学習は、尽きることなく、学び続け、その結果、適応し変化し続けることができる。小さいとは、まさにそのような関係性を築くことができる規模である。人間は、覚えられる顔や名前にも性格まで知れる人数にも限りがある。この人としての限界を超えないことが大切である。

具体的な提案

大きな支援は必要ではない。大きな支援はたった一人の力のある人とその人の周りだけが活躍する場所となり、それ以外の人との差を産む。
そのため具体的な提案としては、以下のように伝える。
「小さな支援を複数行いましょう。小さな支援とは例えば、空き家になっている場所にお店を出店してもらいましょう。トイレなどの水回りの最低限の改修だけをして、テナントとして貸し与えます。さらに改修費として1グループあたり200万円を与えます。一人一人が、空き家となった建物の特性を活かし、自身のセンスを活かしてそこにしかないお店を作り出すでしょう。お店を中心とした小さな店主たちは、小さな連帯を作り、地域としてそこにしかない魅力のある街を生み出すことが期待できます。さらに、その知り合いの協力が生まれ、人の関係性による誰一人取り残さない社会が生まれます。」

最後に

いかに、小さな主体者が沢山生まれる環境を作れるのかを考えることが肝要である。そのためには、小さな金額の支援と使われなくなった歴史のある空間や人の技術、文化と、主体者となる人のセンスや知識、知恵の融合が生まれる仕組みを構築する必要がある。


大学院の課題をnoteに書いて公開しよって閃いた。この授業は、市民社会論。授業の課題を通じて、しゅーしがどう考えるのかを共有できたら面白いなと思って。この内容は、数年前にとある町の前市長と話しした時に提案した内容。あの時は、口頭だったからバクっとしてたけど、改めて市民社会って文脈で書いてみましたのさ。

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