【ギアレビュー】ATA社の上下二連シリーズSPのSKEETとTRAPモデル
上下二連のスキート射撃とトラップ射撃モデル
トルコでトップの規模を誇る銃器メーカーATA社。自動銃のVENZAシリーズと上下二連のSPシリーズが国内で流通している主なラインナップだ。
SPシリーズにはスキート射撃モデルとトラップ射撃モデル、ハンティングモデル、そしてスポーターがある。
SP SKEET
スキートモデルは、銃身長28インチ(71㎝) で交換チョーク式。
チョークは、F(フル)、IM(インプモデ)、M(モデ)、IC(インプシリンダー)、SK(スキート)の5種が付属する(別売りで各3 ,960円で入手可能)。
スキート射撃でどの位置でクレーを撃破したいかは射手それぞれで、撃破しやすいポイントがある。国際ルールの4番射台ではダブルを撃つことから、初矢はスキート、二の矢はモデにするなどチョークを選び分けている人もいるだろう。
トップリブは10×6㎜で、銃を構えたときに照星に目が向かいやすい。
床尾板は木製で、据銃時の引っかかりがなくスムーズに行えそうだ。
SP TRAP
トラップモデルも、基本的な仕様はスキートモデルと共通している。
異なるのは、銃身長が30インチ(76㎝)、リブが10㎜であることなどだ。
両モデルともに引き金の前後の移動が可能で、工具なしで調整できる。
また、トリガーグルーブの着脱もボタンひとつで行える。
アジャスタブルコム機構なので、射手に合わせて高さ調整ができる点もうれしい。
吉田銃器
※当記事は『狩猟生活』2024VOL.16「【ギアレビュー】ATA SP」の一部内容を修正・加筆して転載しています。データは2024年1月10日現在のものです