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WAIS検査で自分のでこぼこが少しわかった
2月中旬、WAIS検査を受けてきた。
WAISとは、本当に簡単に言うと知能検査のこと。自分の得意・不得意などが見えてくる検査だそう。
https://m-c-ride.com/wais
受けたことがない方ももちろんいるので、出された問題について触れることはできないけれど、気づきが多かったので感想を書いてみる。
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■検査を受けた理由
そもそもWAIS検査を受けようと思ったのは、体調が不安定な日が増えていたことと、引き続き数字って難しいな…と思っていたことがきっかけ。
体調については、1月頃が特に、平日に体の倦怠感が強くて起き上がれなかったり、いつも何かに追われている気持ちになったり、動悸がしたり… 体に鞭打って無理やり動いているような状況で、このままではいずれ壊れるぞ?と薄々思っていた。
今までは、自分にとってハードルが高く険しい道を選ぶ(→そして、そのような選択を「チャレンジ」と考えて自分を褒める) 思想で生きており、それで何とかやってきていたので、いっそう身体や精神の変化が自分のことなのによくわからない…となっていた。
また、営業職であるにも関わらず、数字達成を第一の喜びに置けないのも何となく後ろめたく感じている。予算達成を喜び、予算未達を悔しがることはできるけど、達成=仕事をする第一目的ではないので仕事中の意識がそっちにあまり行かない…。なんだか数字のこととなるとヒエッという気持ちになってしまうなあと思っていた。
それで、この状態は自分で努力すれば変わりそうなものなのか、受け入れてこの状態を基本として進んだ方がいいのか知りたくなって検査を受けた。
■検査中、検査結果のこと
初めは少し緊張していたけど、さすがプロだからこそ聞き方がとてもナチュラルで、こちらに意図を推測させない質問が多かった気がするし、正解でも不正解でも反応が一定なので(例えば不正解のときに眉をひそめたりしない)、集中を保ちつつ受けることができた。
知能が高ければOKというものでもないのは知っていたので、あくまで自分の現在地を知るために受けるんだと意識して受験できたと思う。
結果としては、
・言語理解、処理速度→平均より少し高め
・知覚推理→平均的
・ワーキングメモリ→平均より少し低め
となった。
検査したときのことを思い出すと、テスト前のカウンセリングの際に自分の過去の経験をわかりやすく伝えることができたり、問題についても言葉の意味や知識を答えるのはスムーズに進めることができた。
反対に、算数問題については本当にできなかった。簡単な計算(掛け算や引き算とか)でも、頭の中で数字を筆算のように並べてやっとこさ答えを出せるような感じだった。言われた数字を頭の中で組み立てていたら、前半で言われていた数字を忘れている…なんてことも多かった。
「算数以外の部分は平均値~平均値より少し高めの知能、かつ、知的好奇心も高めなので、何事もやってみたい!と動きやすいんだけど、苦手分野(数字系)が出てくると頭の中で急ブレーキがかかってウッ……となりやすい」ということを教えていただいた。
また、今回は1番高い結果の言語理解部分と1番低い結果のワーキングメモリ(の中の算数)との差分が大きいこともわかった。
自分の中で知能ごとの差分が大きいと、アクセルとブレーキを両方強く踏んでいるような脳の状態になり、脳に負荷がかかりやすくなるらしい。そこから、場合によっては自律神経に影響が出たりもするそう。
自律神経の不安定さが自分の体調不良に影響してそうだと何となく思っていたけど、脳みそへの負荷も自律神経に影響を与えると知ってびっくりした。
「会話をしていて失言が少ない」、「何か伝えるときの表現が豊か」、「自分の話をすることと聞くことのバランスが良い感じ」といって、言葉やコミュニケーションのことを褒めていただいたのは嬉しかった!
今後は、なるべく言葉・表現・コミュニケーションに重きを置けるような動き方をしたいし、凹んでいる算数や数字系の情報処理に関しては、周りに自分からサポートを求めたりツールを使うなどで、マイナスに振れすぎないよう適切に調整したい。
検査をやってみて良かった!〇