絵の上手い下手の基準はいらない。
もし目の前に青色でカレーライスを描いていた人がいるとする。
基本的に、青は食欲を減退させる色で
食べ物に使うことなんて普通はしないだろう。
「なぜカレーライスを青にしたのか」
と多くの人はその絵を否定する。
そして、本当の描き手の内面を見ようとしないまま「変な人」「ズレた人」なんてレッテルを貼る。
絵を通して、その描き手本人も否定される。
そうじゃない。
本当に思わなければいけないことは
「なぜカレーライスを青にしようと思ったのか」
描いた人の思考を覗こう、考えを聞いてみよう
そう、考えなければいけないのではないか。
そこを聞いてから、始めて「でもこうした方が良いと私は思う」等と自分の意見を言えるのだ。
(あくまで意見を述べるだけ。否定はしない。)
どんな絵でも、本当は優劣をつけてはいけない。
万人に受けようが受けまいが関係ない。
どんな絵でも、等しく肯定されるべきなのではなかろうか。と思うから私は絵を上手い下手と評価するのは嫌いだ。
例えカレーライスを青色で塗っていても
それもいいねと言える社会になればいいなと思う。
もっと自由に表現できる社会になればいいなと思っている。
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