体験入部と高波(2019.11.29)

今日見た夢

同級生達とバスに乗って、自分たちの通っている学校とは別の学校にやってきた。事前に希望した部活の体験入部をするためだ。私は野球部を選んでいだ。運動神経が悪すぎて何をやってもダメなのに、何故野球部にしたのか謎である。別にマネージャーになりたいわけでもない。何故運動部の見学に来たのか。野球は大好きでも見る専門なのに。

顧問の先生に案内されて、室内練習場を見せてもらった。開けっ放しの大きな窓越しに見学する。たくさんの野球部員と思われる生徒達が熱心にキャッチボールをしたりダッシュ走を繰り返している。

本当、なんでここに来たんだろう。
一緒に来た女の子Iさんも私と同じく運動神経の悪さには定評があり、野球部には全く興味がなく、とりあえず適当に選んだという感じ。見学に来た女2人とも野球部に入るつもりがないとは。

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ふと後ろを振り返ると、早々にIさんが退部届の紙を顧問からもらい、事務机の上で書いていた。よく見ると彼女の左肘は曲がったままで、伸びきらないらしい。それで運動部は無理だよと顧問に退部届を手渡されたようだった。本人も野球部には全く興味が無いので淡々と空欄を埋めていた。
やばい。早く私もあの紙をもらわなきゃ。でも言い出しにくいなあなどと考えていて、気づけば見学時間も残りわずかになっていた。

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室内練習場の横は職員室?先生達の事務机が並んでいる。顧問の男性教師に声をかける。
「すいません。私も退部届の紙ください。」「え?どうして?やってみないと分からないよ?」「いやその…」「どうしても退部するの?」
さすが運動部の顧問らしく、この男性教師も熱血タイプのようだ。何とか思いとどまらせようとあれこれ言ってくる。少し威圧感のある物言いだがこちらも負けていられない。「体力がないから無理」とかなんとか言って、退部届の紙をもらうことが出来た。

退部届は「何故辞めるのか」「どうしてそう思ったのか」を各10行ぐらい書くスペースがあり、下に自分の所属と名前、顧問の名前と判を押す欄がある。
顧問と私のやり取りを聞いていた、制服姿の地味で小柄な男子生徒2人が理由欄を適当に書いてそれを私に渡してきた。鉛筆で「野球部が嫌いだから」「面白くないから」「ダサいから」「どこがいいのか分からないから」など書いてある。
いやいやいや、野球自体は好きだからそんなことは思っていないんだが。事務机の上にあった消しゴムで力いっぱいその文字を消す。鉛筆でよかった。
この様子を見ていた野球部の生徒2人が地味な男子2人に向かって怒鳴りだした。「ふざけんな。」「お前らどういうつもりな!」
私はその4人のちょうど真ん中辺りの位置で挟まれたまま退部届を埋めていく。理由欄は「自分には体力がないから」「(練習を見て)私ではとてもかなわない(敵わない)と思ったから」など。
野球部の生徒の怒りは治まらず、地味男子2人は一方的に怒鳴られている。私も「勝手に書くな!」とか「野球は好きだから。」とか地味男子に怒鳴った。

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場面変わる
体験入部も終わり、教室でこの学校の生徒に混じって休憩。廊下から何段か階段を上り、教室の外の下駄箱で上履きに履き替える。また2段段差を上り教室の中に入る。教室の中も教卓に向かって緩い傾斜がある。変わった教室だなと思いながら適当なところで初対面のこの学校の男子生徒と会話する。友達みたいに会話していたら、突如水が流れる音がした。

「やばいぞ逃げろ!!!」
教室の外から怒鳴り声が響く。続いて聞こえる女子生徒の悲鳴。水に追われながら教室に駆け込んでくる多数の生徒。
なんだこの水は!?!?男子生徒によると、この学校は週に何回か高波のような水に襲われるという。そのために段差をつけたりすぐ逃げられるようにしているがここまで大きい波は久しぶりだ、と。たまに死人が出ることもあるとか。その言葉通り、教室の外から、頭に支柱?細い棒が刺さって貫通し、既に絶命しているであろう男性1人が流れ着いた。

いよいよやばいと、この教室の生徒も教卓の向こうの窓や戸口から脱出し始めた。大量の水の中、床は歩けず、ぷかぷかと浮いて動き始めた机を並べて教卓の向こうまで脱出路を作る。男子生徒に右手を掴ませてもらうと机の上まで引っばり上げてもらう。手提げカバンも取ろうとしたが全部は取れず、諦めて並べた机の上を移動して教室から脱出した。
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しばらくして水が引くと、校庭に長机が大量に並んでいるのが見えた。逃げる最中に制服や持ち物の中に紛れ込んだ他人の持ち物があるかもしれない、それを机の上に並べて持ち主に返せるようにと、いつもこうしているのだという。
「みんな何個かはあるはずだよ。」と女子生徒が言うので私も制服の内ポケットを探る。すると自分のものではないスマホが2台出てきた。ひとつは古い機種?で薄いピンクのカバー付き、大容量ウォークマンのような形で背面に「au1985」と書いてある。もうひとつはよくあるスマホの形だった。長机の上に置く。

自分のスマホがない。「青いカバーでまだ買ってから1年ちょっとしか経ってないのに…。」と嘆いていたら若い男性教師に「そんなに新しいものなら悪い子の手に渡ったら転売されるかもね。」と言われショックを受ける。それだけは勘弁してほしい。長机はたくさんある。探し歩く。ない。
途中見覚えのある女子生徒に会った。小学生の頃同じ学校にいて転校した子じゃないか。直接喋ったことはないが向こうも私の顔を覚えていたらしい。地面に体育座りで座っていた彼女は気さくに声をかけてくれた。「久しぶりー元気だった?」「わー元気だったよー!」「何か失くしたん?どっかにはあるはずやけん頑張ってー。」

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………ない、ない。
そのかわり、手提げカバンの中から先生のものと思われる手帳2冊が出てきた。黒いカバーの手帳の中は文字がびっしり書かれている。論文を書き写したようなページもある。「奥浪慎一郎」あれ?見覚えがある名前だな。なんだったか思い出せないけど今読んでいる本に出てきたような…?通りかかって手帳を覗き見た別の男性教師が「とりあえずこの長机の上に置いとけばそのうち取りに来るから。」と言うので、目の前の長机の空きスペースに置く。
自分のスマホは見つからない。あれがないと生きていけないどうしよう…。と結局見つからないまま終わり。

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ースマホがないと不便よな。
長くなるとは思っていたけどこんなに長文になるとは。

目覚めの珈琲を1杯。ありがとうございます。