図書館で(2020.2.8)

先週土曜日に見た夢

母と2人図書館に来ている。
室内の右中には、談話室?本を読むため?の大きな卵型の机がある。そこで腕を組み寝ているおじさんがいた。おじさんは軽くいびきをかいていて、少し酒臭い。いつからここにいたのか知らないが、ここで呑んだわけではないだろう。
とにかく話しかけると「夜通し呑んでいた」という。おじさんはそう言って動かない。「二日酔いなんじゃないですか」本人はそうでも無いと言うが明らかに自力では動けそうにない。こんなところにいられても邪魔だと思った。おじさんの携帯から奥さんに電話して「旦那さんが二日酔いで動けないようだから迎えに来てください」とかなんとか言って、場所も伝えて迎えに来てもらった。
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図書館から出てすぐ、母方の祖母が迎えに来ていた。

図書館の出口のすぐ側で、私たちがいつも使っている入口とは違う別の通用口から外に出る人達を見かけた。ベビーカーの親子1組・重い障害のある子供が乗っていると思われる車椅子が2人分とその子の母親たちのグループ・電動車椅子に乗った女性1人。天井からぶら下がるバリアフリーのマークを表示した緑色の正方形の光。ここにもこんな通路があるなんて知らなかった。

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それから図書館が入っている施設のホールを3人で話しながら歩いていたら、いつの間にか知らない場所へ入り込んでいた。母方の祖母とここに来るのは初めてで、そもそも一緒に出かけること自体ほとんどないので会話に夢中になっていたのだ。
視界に映る壁は右も左もすべて本棚。「こんなところあるんだ……」感心してそばで手に触れてよく見ると、その壁は本棚と植物に似せた絵を上手く組み合わせた、つるつるの壁紙だった。素敵。

図書館の新しい一面を知り、嬉しくて探索し続ける。迷路のようにあちこち巡るとそのうち開けた場所に出た。大ホール?
下に向かって段々階段が続き、上と下では5m以上は落差がある。(イメージはオペラ劇場か、国会議事堂で本会議場を傍聴席から見た景色に近い)入口のプレートには、「礼拝堂」(?)と書かれていた。今まさに礼拝中で、信者の人々が何か言葉を合唱していた。淡々と読み上げているが歌詞のように聞こえた。映画の字幕表示のように、その空間上部にあるスクリーンの下半分に次々と信者達が発する言葉が浮かび上がる。カラオケのように順々に、今読んでいるところに緑色の色がつく。「1万年の」など。礼拝堂全体はきらびやかだが派手すぎない美しい装飾がなされていて、正面には太陽の光を模した?金属製の巨大な美しい装飾品があった。

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そこを見たあとまだ奥に進むと、今度は急に視界が広がった。建物の外に出た。突き抜けるような青い空と見渡す限りの畑。下に向かって続く段々の土地に所狭しと野菜や植物が栽培されている。生き生きと青々としている。こちらの高低差はなだらか。風に揺れるチューリップの花や、地面から元気よく出る里芋の立派な葉の数々。空気も澄んでいて風が気持ちいい。
「図書館にこんな気持ちいいところがあったんだ!」3人で感激して畑の中を散策する。そうしてなんだか分からないうちに敷地の外に出た。

もう一度いつも見慣れた入口から入って、今探索した場所がどこか確かめると、ホールの1番奥のトイレの更に奥に、本棚を模した茶色い壁が見えた。終わり。
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ーこんな図書館あったら面白いだろうな。

目覚めの珈琲を1杯。ありがとうございます。