スマホを忘れただけなのに(2020.1.15)

今日見た夢

私はなにかの会合に参加している。会合といっても、食事を摂るために使うようなテーブルセットとロッカーがあるだけの、どこにでもある控え室のような部屋。参加者も大して大人数ではない。
話し合いは和やかに進んだ。(中身は忘れた)老若男女入り混じっていた。

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話し合いが終わって帰る途中、スマホが見当たらないことに気づく。
パーカーのポケットは軽い。ズボンの後ろのポケットには何も入っていない。慌ててカバンの中を探っても、スマホは出てこない。
さっきの会場に忘れてきたのかもしれないと来た道を戻る。エレベーターで建物の3階まで上がり、廊下を走って1番奥の部屋に入る。机の上を見る。何も無い。スマホどころか、ティッシュや消しくずのひとつも無い。

ここではなかったのか。そもそも家に置いてきたのかもしれない。急ぎ家に帰る。家の中で自分の部屋を探してもスマホは見つからない。
ならば、道端に落としたのか。会場に引き返す道すがら、いつもより注意深く地面を見つめるが、やはり無い。そうこうしているうちに、会場となっていた建物の前に戻ってきてしまった。

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入口の前でSくんと知り合いに遭遇した。2人はこれからここに用事があると言う。私は2人と一緒に、再び建物に足を踏み入れた。
エレベーターに乗り込む。知り合いは1階に用事があると言うので建物に入ってすぐ別れた。

チーン
降りてから、間違えて2階に来てしまったことに気づいて、エレベーターに乗り直す。会場はここじゃなくてもうひとつ上だったと、景色を見てから気がついた。2階は養護施設?なのか?たくさんの子供と数人の大人がいた。
Sくんもつられて降りてしまったようで、また一緒に乗った。2人して3階に用事があるのに2階のボタンを押しているとは。

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気を取り直して3階で降りる。私は1番奥の部屋まで走る。ここになければどこにあるというんだ。頼む!

戸を開け中に入ると、まだ会合の参加者が2、3人残っていて「どうしたの」と聞かれた。「あ、いや」と適当に返しながら辺りを見回す。
あっ正面の壁に私の上着が!会合が始まる前に、上着を脱いでハンガーに掛けたのを、すっかり忘れていた。駆け寄り上着のポケットに手を突っ込むと、馴染みのある硬いものに触れる。よかった…。本当によかった。一気に緊張が解け心が落ち着いた。
居合わせた人が「ああそれ取りに来たのか。忘れてたよ」と言い、私も少し会話をしてから部屋を後にした。その人たちはマグカップでインスタントコーヒーを飲んでいた。

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エレベーター前でSくんと再会。そこでエレベーターの3階より下のボタンを押したのか上のボタンを押したのかは記憶にない。
とにかく2人でエレベーターに乗り込んだ直後、突然エレベーターが風を切って走る自転車のごとく、通常ではありえないスピードで上昇した。ぐんぐん加速して耳元で風鳴りがする。建物を突き抜けてしまうのではないかと思うほどで、背筋が凍りついた。

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場面変わる
エレベーターがある最寄りの階まで、階段を上る3人。多分ここから、建物の屋上かどこかに行かなければ元いた場所に帰れない。

少々足が悪く階段を上るのに時間がかかる私を、左側から支えようとしてくれる知らない男性。その5段ほど先を無言で歩くSくん。隣の男性は私の左腕を持って引っ張りあげようとしたり、身体を支えようと肩を貸してこようとしたり、色々してくるのだが、正直中途半端で、どれもお節介でしかなく、逆に歩きにくい。「あの、1人で歩けるので大丈夫です…」と言うと男性はもう手助けをしてくることはなかった。

いくつか階段を回り上がる。途中、屋外の避難階段のようなところもあった。

無言で歩いていたSくんが立ち止まる。何階分上がってきたんだろうか。

エレベーターの中に椅子?がある。灰色とオレンジ色と他2色。オレンジ色の椅子に見覚えのあるキャラクターを見つけ「私このキャラクター知ってる。好きなんよな〜!こっちでもいい?」とSくんに聞く。Sくんは無表情で無言で疲れた冷めきった顔で私を見る。あ、ごめん。階段でも無言だったからおかしいと思ったけど。
最初見た時とのあまりの変わりように、場の空気が一気に冷え、私は(また場違いにはしゃぎすぎてしまった)と反省。こういう時はしゃぎすぎてしまうのが、私の昔から直らない悪い癖だ。静かにオレンジ色の椅子の方へ行き、3人はエレベーターで建物の1階へと降りた。

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1階につく。見慣れた景色。よくわからないまま、とりあえず戻ってこられたことに安堵する。ポケットの中のスマホを何度も握りしめ確認する。…帰ろう。

建物の外に出る。無言のまま先を歩くSくんの右足の付け根に、光が反射する。茶色い革のジャケットが風でめくれて、それが露わになる。
右足の骨盤辺りから不自然に突き出る緑色の金具。10cm以上はあり、可動部?パーツが細かく分かれていて、精巧なオートメイルのような質感。なんだあれは…。

1階で再び合流した知り合いによると、彼は今俳優をしていて、とある映像の撮影のために、あれを身体に埋め込んでいるという。そこまでするか…?すごいな。と思うと同時に、だから階段が歩きづらくて疲れて無言だったんじゃないか。と思う。それなのにあんなことではしゃぐなんて、悪いことをした。気分を害して怒っているに違いない。
あそこで知らない男性が手助けするのは私ではなく、Sくんにするべきだった。あの時から間違っていた…などとうだうだ後悔しながら目が覚めた。
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ーエレベーターで急上昇した後、何があったか覚えていない。とにかく、Sくんの右足の付け根から突き出る緑色のオートメイルのような金具が印象的だった。エレベーターの疾走感。

目覚めの珈琲を1杯。ありがとうございます。