感染症にかかる(2019.11.17)

今日見た夢

自分は大学病院所属の、研修医か医学生か若手の医者。(どれかはっきり分からなかった)

上の立場の医者と同期と私の3人で、救急外来に来た子供の対応をした。その子の症状はインフルエンザか肺炎球菌による風邪と診断された。(これもどっちだったか忘れた)

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次の日の日中(勤務中?)、私は体調不良に見舞われる。最初は身体が熱いだけだったものが、次第にゼエゼエと荒い息が止まらなくなった。感染症にかかったのか熱があるのか。呼吸器系の持病はないからおおよそ発熱しているんだろう。もしかすると、昨日の子供の病気が映ったのかもしれない。
昨日救急外来で一緒だった同期も身体の調子が優れないと言う。同じく一緒だった上の立場の医者に診てもらうことにした。やはりというか2人とも、「昨日診た子供の病気が移ったんだろう。」と言われた。

これがあるから医者になるのは大変だよなー、と言いつつ、私はますますゼエゼエ、ゼエゼエと息が荒くなるばかり。本当に同じ病なのかなど自分で考える余裕はない。
2人とも熱は38度ぐらい。

ただ、私はこれまでほとんど熱を出したことがなく、熱を出した状態に身体が慣れていない。発熱に対する耐性がないと言ってもいいほどで、たまに熱が出ると途端に何も出来なくなる。今回もそうらしい。症状はどんどん酷くなる一方で、結局私は病棟に入院することになった。
個室は空いていなかったのか、四人部屋の右奥の窓際のベッドだった。他の人に移ってはいけない。その部屋には5、6歳の女の子もいたが部屋移動して、入口の戸も閉め1人隔離された。
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次の日の朝、目が覚めると昨日よりだいぶ身体が楽になり、立ち上がれるようになっていた。頭上の壁に貼り紙があることに気づく。黒色のマジックで手書きされた、私のための検査予定表だった。
「何時何分尿の量をはかる、それを検査に回す」などその他4項目ほど書かれている。入口のそばの壁掛け時計が表す時刻は、もう既に一番最初の予定時刻より5分過ぎている。

尿瓶(しびん)を手に取りトイレに行こうと立ち上がったタイミングで、部屋に女の子が遊びに来た。昨日この部屋から移動させられた子だろうか。「病気が映るからだめだよ」と言うとその子は走って部屋の外に出ていった。
私も時間に追われるように、トイレに行くため外へ出る。廊下は壁伝いに続く手すりが茶色であること以外は、天井も壁も床も全て白一色で統一されている。まだ熱があり少し重だるい身体で廊下を進む。

曲がり角で白い割烹着風の服を着た掃除のおばちゃんと会う。おばちゃんは私の顔を見るなり「奥尾です!」と親しげに名乗り、「あなたのお父さんと顔見知りなのよ〜。よろしくね。」と私の両手を握る。
おばちゃんにトイレの場所を聞くと連れていってくれた。

おばちゃんに案内されて入った部屋には少なくとも10数人の子供たちがいた。複雑に配置された子供たちの席には、それぞれデスクトップパソコンが据えられている。トイレの横には学習室があるらしく、そこに間違って入ってしまったらしい。これから勉強が始まるところだったので、急いで部屋の中を通り抜けて退散する。
トイレと間違えて学習室に入ってしまうとはなんという恥ずかしさ。掃除のおばちゃんもしっかりしてほしい。

やっとトイレにたどり着いた。トイレ前の廊下の広いスペースでは、自転車型の運動器具で運動している、高校のひとつ上の先輩に遭遇する。その傍らで先輩のお母さんが付き添っている。

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今何時よ。トイレの中の時計では、予定表の時刻から10分は経っていた。終わり。

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ー尿瓶持ってうろうろしたくないな〜(笑)

多分これ今地元の新聞で連載されている連載小説の影響受けまくりだと思う。
まだ始まったばかりの物語だけど、ちょうど今大学病院の小児科医の元にやってきた幼い男の子が肺炎球菌による髄膜炎で亡くなって、自らの行いを責め悲しみにくれる両親と、医療事故ではなく子供の家族の対応に問題があったのだからと脳内で反芻する、経験豊富な小児科医の振り返りの部分で。この物語の主体は医療事故の裁判のようなので、これからどうなるのか毎日楽しみに読んでいる。

元々リアルな医療の話が好きなのでその影響と今までの経験から、この子供が亡くなったのにはかなり衝撃を受けた。それが脳にこびりついていて違う形で夢の内容として出てきたのかなと思ったり思わなかったりする。
医療系の夢は何回も見たけど自分が大学病院の人間になったのは初めてで、どんだけリアル医療話好きなんだと思った。夢の可能性は無限大。

目覚めの珈琲を1杯。ありがとうございます。